12/14//2005 吉備雑感日記  記事
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不洗観音寺客殿襖絵の進行状況

ここ数年取り組んでいる不洗観音寺客殿の襖絵制作の作業が中盤の佳境を迎えています。2003年には犬を描いた「遊犬図(裏面には「鶴亀」)」杉板戸を納めましたが、現在製作中なのは、その次の間の襖となる「四季花木図」、最後の間に入る予定の「雪中竹林図」です。来年早々、襖に加工する前の素の状況を見ていただく機会が出来ました。

※杉板戸
http://plus.harenet.ne.jp/~tomoki/image/2003/051601/index.html
 

制作中の「四季花木図」
■ 制作中の「四季花木図」
 ■ 2006年1月25日〜2月13日
岡山の「アートガーデン」というギャラリーで展示いたします。

「水の記憶」シリーズの作品と共にご高覧いただく予定ですが、私がこだわっている事、姿の一部でも伝われば幸いです。

「雪中竹林図」
■ 「雪中竹林図」
 ■ 価値観の多様化とはすでに使い古された言葉ですが、今日一般的に「日本画」と呼ばれている絵画もその例外にもれず、素材、描法ともになんでもありといってよい状況のように思います。

はたして何が「日本画」か?

私にとって価値観の源泉は、自然の傍らでの暮らし、風景、描法、素材、そしてそれらを愛でる心。全てに関して「水」が重要な位置をしめているように思うのです。

題して「水の記憶」です。

 


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