1/25//2006 吉備雑感日記  
霧中アトリエ 森山知己のホームページ|■語句・項目検索


アートガーデン「水の記憶」個展

アートガーデン(岡山)というギャラリーでの個展が今日から始まりました。天井が高く、とても素敵な空間に絵を並べることが出来、うれしいかぎりです。一方、見ていただく方々がはたしてどんな感想を持たれるのか?不安もつのります。個展開催回数だけで言えばかなりの数になりましたが、毎回、この不安感は同じです。
 

会場風景 その1 画像をクリックすると大きく表示できます。不洗観音寺客殿襖絵(四季花木図、雪中竹林図、水の記憶シリーズのパネル作品、風呂先屏風)
■ 会場風景 その1 画像をクリックすると大きく表示できます。
不洗観音寺客殿襖絵(四季花木図、雪中竹林図、水の記憶シリーズのパネル作品、風呂先屏風)
 

■ 襖絵とは言っても、縁は付いていませんし、また引き手もありません。仮張りパネルの状態を見ていただいています。

白いニュートラルな壁面に素の姿。額縁もなく絵の具の質感、基底材となっている紙、絹、それぞれの違い、使い方を生に見ていただけると思います。

絹枠にはったままの状態も展示していますが、パネルに加工する事もできるし、また屏風に加工する事もできます。そのほか大きな掛け軸にもなるかもわかりません・・・・。

そんな加工による変化も見て想像していただけるといいのですが・・。


会場風景 その2 画像をクリックすると大きく表示できます。ちょうどその対角となる壁面の様子です。水の記憶シリーズ、軸装、額装、パネル装、裏彩色のあるなし、肌裏の紙の質感。
■ 会場風景 その2 画像をクリックすると大きく表示できます。
ちょうどその対角となる壁面の様子です。水の記憶シリーズ、軸装、額装、パネル装、裏彩色のあるなし、肌裏の紙の質感。
 

■ 日本人の価値観。

「日本画」とは一口に言いますが、はたして何が「日本画」なのか?それぞれの答えがあると思います。


私が思うのは、「水」がいろいろな場面で重要な要素となっているということ。また、ある場合は本質そのものかもわかりません。
豊かな四季の表情、雨、霧、雪、空気中の水分が作り出す風景。紙を漉くにも水は重要な働きをしています。絵の具を作るのも、絵の具を定着させるのも・・仲介役の「水」が大きな働きをしています。「水」が教えてくれる時間というものもあります。

「柔らかさ」「いつも動き、変化していく姿」普段の発表とはまた違った一面を見ていただけたら幸いです。


会場風景 その3 画像をクリックすると大きく表示できます。二階に向かう階段より、襖絵、入り口付近を見る。
■ 会場風景 その3 画像をクリックすると大きく表示できます。

二階に向かう階段より、襖絵、入り口付近を見る。
 

■ 水、自然との関係の作り方。今日的な提案のヒントがありそうに思うのですが・・・。

 


Copyright (C) tomoki All Rights Reserved.
このホームページに掲載されている記事・写真・図表などの無断転載を禁じます。< kibicity-記事発信支援システム>