4/6//2008 展覧会案内・感想  
森山知己home|■ 記事概略一覧


倉敷市立美術館 新収蔵作品展 & 斉藤國雄遺作展

倉敷市立美術館で、池田遙邨の作品をはじめ、新しく収蔵された作品を公開する展覧会が開かれています。また、同じ階の第3展示室では、斉藤國雄遺作展が開催されています。
平成20年4月4日(金)〜5月11日(日)
開館時間 9:00〜17:15(入館は16:45まで)
休館日  毎週月曜日
 
新収蔵品の池田遙邨「南郷の八月」1919(大正8)年は、一見すると古典的な『日本画』のように見えながら、その空間に対する感覚は、同時代の竹喬作品などと違い、西洋画的なの奥行きを持っています。絵の具、塗り方などには多くの共通性を持ちながらも、大きく印象の異なる結果の違い。しかし、どちらもに共通する「理解」の表現。この理解をどのようにして広げるかといったところにおもしろさを感じます。
油絵の収集作品、またより古典的な絵画なども含め、何が異なっているのかといった部分に焦点を絞ってみるのもおもしろいかもわかりません。
 
 

斉藤國雄遺作展ちらし
■ 斉藤國雄遺作展ちらし
 

■ 斉藤國雄遺作展、一同に介したそれらの絵、変化の過程。洋画家という呼称がどういったことを意味するのかはさておき、同時代の作家達、作品に共通する何か、エネルギーのようなものを感じる展覧会です。

 


Copyright (C) Moriyama tomoki > All Rights Reserved.
このホームページに掲載されている記事・写真・図表などの無断転載を禁じます。