6/10//2008 展覧会案内・感想  
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第40回表具美術展

岡山市、後楽園内にある鶴鳴館で岡山県表具協同組合の方々が開く表具美術展に行ってきました。会期は平成20年6月7日〜9日(月)まで、すでに終了しています。
 

後楽園 鶴鳴館入り口の様子
■ 後楽園 鶴鳴館入り口の様子
 

■ 知人から入場券をいただき、会場が後楽園ということもあって、この時期の後楽園の風景にも期待しながらこれも機会と出かけました。強い日差し、汗ばみはするものの緑さわやかな一日でした。

「表具」、簡単な裏打ち程度は自分自身でも行いますし、屏風と言う様式で描いたり、また掛け軸に仕上げたりと、私自身の仕事とも密接な関係があります。


鶴鳴館前から牡丹の葉を眺めつつ岡山城方面を見る。
■ 鶴鳴館前から牡丹の葉を眺めつつ岡山城方面を見る。
 

■ 「型」、「様式」が持つ意味。

生活様式の変化もあって、一般的な現在の住空間では掛け軸を掛けるような場所、床の間が無いと聞きます。もちろん屏風を飾る場所も。

確かに昔のままの感覚では飾ることが難しいように感じもしますが、海外などの住宅紹介写真では日本、アジアの美術品がその部屋なりにコーディネイトされ、飾られた姿として見ることが出来ます。


後楽園
■ 後楽園
 

■ コンパクトに巻き取ることが出来たり、大画面を折りたたみしまうことが出来る。アクリル等を通さない生な絵肌の魅力にじかに接することが出来る。

様式を楽しむというのも文化理解の一つの形だと思うのです。

 


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