津山市の神社(小彦名神社)
地図
当社は古くは「赤子の宮」・「赤子大明神」・「児大明神」・「児の宮」・「児神社」等と呼ばれていたが、
明治6(1873)年2月6日、北条県から「油木神社」と改称され、更に同10年現在の少彦名神社と改められたものであり、
少彦名命を主神とし、油木北・油木上(以上久米町)・北・南(以上久米郡旭町)の四大字の産土神である。
祭神は、少彦名神・伊邪那岐大神・伊邪那美大神・大己貴命・素盞鳴命・事代主命・大山咋命・御年神・綿津見神・
瀬織津姫命・倉稲魂命・奥津彦命・奥津姫命・天香々背男神・大宮賣命・猿田彦命である。
祭日は、例祭10月13日、祈年祭2月20日、新嘗祭11月28日。
少彦名神の勧請は保元年間(1156-1159)より以前のこととなる。当社の建立修復に関する棟札、文献等を記録すれば、
これは当時倭文荘の地頭江原親次建立のものであり、親次は大字油木北と旭町大字北との堺にあった高山城の城主であり、
又真庭郡篠向城の城主でもあった宇喜多の有力な武将である。