岡山県 玉野市の 玉比め神社
地図
国道430号線、玉野市民会館前に玉比刀iたまひめ)神社があり、境内には大きな霊岩がある。
ご祭神は豊玉姫命こと竜宮城伝説(うらしまたろうが出てくる昔話)の乙姫様である。
昔、玉比盗_社のあたりは入江となっており、その境内にある「立石」と言われる巨岩は珍しく、
人々は舟をとめ、しばしばここへ訪れた。
この立石から、ある夜、火の玉が三つ飛び出し、一つは臥龍山中腹の臥龍稲荷神社奥宮に、
一つは西大寺の観音様に、そして残る一つは牛窓に向かったといわれている。
その火の玉の出た所は、今も丸く日輪の形に残っていると伝えられている。
昔からこの岩は「高さ35尺、幅97尺。玉村の磯辺にあり、巨厳工(きょがんこう)
しごとく、重(じゅう)なり、とても人力の業(わざ)にあらず自然のものなり。すべて、
このあたり絶景なり」と記されている。