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2017年09月29日

 忘れられた佳作『倒れるまで』
ジュネス企画

ジュネス企画
 1937年、全盛期のワーナーが、ギャングものとボクシングものとをミックスしたようなメロドラマを製作した。日本では作品事典の類から漏れているが、佳作の一つである。

 目端の利くプロモーター(E・G・ロビンソン)が純朴な青年(ウェイン・モリス)をチャンピオンに仕立てようとするが、ふとした迷いから八百長に手を出し、相手の悪徳プロモーター(ハンフリー・ボガート)に殺されるという話には、スピードと迫力がある。戦後プレスリー主演でリメイクされた。

 いささか古風なのは、ロビンソンの愛人(ベティー・デイビス)と、溺愛している妹がからんだ人情劇としての部分だが、まずは一夕のエンタメとして推薦したい。