話しの意義
1:我らがおこなう道は一つ
同時に二つの道は歩けない
登るか下るか 進むか退くか
とまることは退くことである
世の中はたえまなく進んでいる
2:われらが選ぶ道は一つ
怠けて休むか努力して働くか
最善を尽くそうとするのか
これ位で充分と思うのか
自分の歩く道は自由である
3:われらの歩く道は自由である
良い道も悪い道も思うままに
何をたよりなにを求めるのか
よくなるか悪くなるかも自由
しかし運命は歩く道できまる
4:道は無数にあるどの道を選ぶのか
未熟の人は楽な甘い下り道を
前途ある人は苦難の登り道を
自分と戦い勇気を出して登る
両者の前途は将に一目瞭然だ
5:時は無常に去って再び帰らぬ
歩いた道は善悪ともに 裁かれる
善行は安らぎと幸運をまねき
悪行は不幸と不安をもたらす
刻々とその報いは近づく
6:愚かなる人よ なぜ苦しくとも
登りの道を選ばないのか
甘い下り道は楽だが不幸の道だ
上を見よ 苦しみに耐えて登れ
いつまでそこに愚図ついている
7:幸運は両手を広げ君をまつ
幸運の道を登れば幸運になる
苦しくとも幸運の道を登れ
勇気と希望を抱き一つの道を
苦難に耐え一歩一歩登るのだ
8:幸運の道も不運の道も自由だ
だが不運の道には幸運は来ない
自分の家族や友人 そして社会が
君の歩く道と関係している
9:登る道は一つ それは人間の正しい道
その階段は低くとも登りは登り
そして 一歩ずつしか登れない
一段を笑うな 百段への道だ
道は一つだ 登るのか下るのか
10:ためらうな 今からでもよい
一歩の遅れは必ず将来の悔
人の心は善事で喜び 悪事で悔
善行は登る事 悪行は下る事
原因は必ず結果となって現れる
11;未熟な人は自分本位の道を
将来のある人は 人のために
人は役に立つものを求める
人は どれだけ役に立つか評価する
役に立つ人は高く報いられる
12:役にたつか経たないか自由だ
人の役にたつ事は目先では損
しかし 役に立つ道は登りだ
登る道は険しく目先では損
目先はすぐ通り過ぎる現象
13:未来は必ず刻々と近づく
登る人は目先の利に迷わず
必ず来る将来を期待して進む
われらは現在から未来へ進む
その未来は現在の道で決まる
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