岡山市立福田小学校
 
 余 公 俊 晴
1 校区の概要
  岡山市の西南部に位置する福田学区は,古くから農業を中心に栄えてきた地区で,現在もその名残をとどめる田園風景が見られ,木々や竹林の緑とともに,自然の恵みを感じることができます。しかし,一方では旧岡山市街のベッドタウンとして新しい住宅地や商業施設が次々と開発されてきました。学区の中央を国道2号線が東西に走り,東端には西バイパスが環状線としての工事が進むなど,交通の要衝となっています。そのため交通量が大変多く,地域を挙げて児童の安全に力を注ぐ必要があります。
2 本校の教育活動 
  
 (1) 学校教育目標
「心身共にたくましい きらり輝く福田っ子を育てる」
 福田小のマスコット
 「ももくん」since 1993
 (2) 指導の重点 
○仲間づくり…認め合い励まし合う
 教職員が学校の支持的風土を醸成できるよう,児童の「よいとこみつけ」をし,校長からキラリ賞を発行しています。「チクチク言葉」を減らし,「フワフワ言葉」を増やします。協同的な学びや道徳教育にも力を入れているところです。 
○授業づくり…めあてに向かって学び合う
「子どもの学びを高める授業をつくる~共に学び合う児童の育成を目指す算数~」を研究主題に,協同学習の理念に基づき,「主体的・対話的で深い学び」を目指しています。
 
学校づくり…保護者や地域と共に歩む
 福田学区は,1幼稚園1小学校1中学校からなっており,教育活動はもちろん,地域行事への参加等を通じて,中学校区の連携,地域とのつながりを大切にしながら園児・児童・生徒の健全育成を目指しています。中学校区でユネスコスクールの指定を受け,総合的な学習の時間や生活科,クラブ活動などで地域の「名人さん」や「サポーター」の方とふれあいながら,地域の伝統や自然,産業,歴史等を知り,自分たちのふるさとのよさを将来にわたって持続させていきます。