平成30年度
第52回
岡山県公立小中学校教頭会定期総会 会長挨拶
岡山県公立小中学校教頭会 会長 濱口 隆生
本日は、第52回岡山県公立小中学校教頭会定期総会に県内各地よりお集まりいただき、誠にありがとうございます。本会を開催するにあたり、岡山県教育員会、岡山市教育委員会、岡山県小学校長会、岡山県中学校長会をはじめとする関係諸機関、諸団体のご支援を賜りましたことに、深く感謝申し上げます。また、公務ご多用の中、岡山県教育庁教職員課 西林 哲郎(にしばやし てつろう)様をはじめ、来賓の方々に多数ご臨席を賜りましたことに厚く御礼申し上げます。 さて、2020年からの新学習指導要領に沿うべく、各学校でそれぞれにアイディアを出し、新たなカリキュラム編成・新たな教科指導などさまざまな取組をしていることと思います。次世代を生きる子どもたちのために、今、私たちがすべきことは何か、真剣に考え実行していく大切な時です。 しかし、私たち副校長・教頭は多くの学校で一人職です。そのために他校の様子を聞き、情報を得る機会は非常に大切であると考えます。今年度は、中国地区の教頭会研究大会が倉敷市で行われます。岡山県内だけでなく中国各県の先生方と交流し、情報を得たり、意見交換したりできる貴重な機会です。ぜひ積極的な参加をお願いします。 ところで新年度、新しい体制で学校がスタートし1か月半経ちました。皆さんお疲れは出されていませんでしょうか。私はこの4月に転勤をしました。慣れない職場で何をするにも勝手が分からず時間がかかってしまいます。先生たちは私のことをよく見ているようで、「教頭先生、お忙しそうにしているところすいませんが、今、声をかけてもいいですか。」といった前置の後、相談されることが度々あります。職員室では笑顔で過ごそうと思っているのですが、きっとゆとりのない必死の形相で仕事をしているのでしょう。こんな姿を見せていたらミドルリーダーが、若手教員が、次の教頭職をめざそうとしなくなってしまいます。ゆとりをもって先生方に接し、教頭職のやりがいを伝え、自分も教頭職につきたいと思えるようにすることで次世代の管理職を育てていく、これも私たちの大切な職務であると考えます。 とはいえ、副校長・教頭としてしなければならないことは、他にも山のようにあります。職員にとって充実した職場になるよう「働き方改革」を進めながら、不祥事防止対策にも取り組んでいかなければなりません。OJTなどを通しての若手教員の育成も大切です。私たちは、子どもたちのため、職場の先生方のため日々多岐に渡る業務に取り組んでいるのでたいへんなパワーが必要です。 昨年秋の教頭会研修大会でこのような話をききました。「子どもが元気であるためには先生方が元気でなければならない。先生方が元気であるためには管理職が元気でなければならない」 子どもたちからも先生たちからも「教頭先生 元気ですね」と認められるような副校長・教頭をめざしたいものです。 今日、午後の研修会は、広島県からオタフクホールディングスの社長である佐々木 茂喜(ささき しげき)氏をお招きし、「日本的経営の見直し」という演題でご講演いただきます。私たちの学校経営の参考になり、さらに私たちが元気になるようなお話が聴けることと思います。 最後になりましたが、今日の定期総会開催に向けて、準備から当日運営まで岡山市小中学校教頭会の皆様をはじめ、関係の皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。 これまで一年間、私たち県教頭会役員と教頭会事務局が力を合わせ活動してきたことに対しまして、会員の皆様方に多大なるご協力をいただきましたことに感謝を申し上げ、開会のあいさつといたします。 |