既設(防災)放送システムの『活用編』
アイコム(ICOM)デジタル型トランシーバ(登録型無線機)の活用
従事者免許も不要で5Wと高出力、すなわち良く飛ぶ無線機を使った『避難情報伝達システム』を別ページご紹介させていただいています
ここでは、最近お問い合わせの多い案件
公民館や地域に設置してある既設の放送システムに追加をすることで、放送機器のある場に出向かなくても、例えば危険な個所を監視している場所から、直接状況を放送することができる、無線機を活用したいわばアダプタ機能のご紹介をさせていただきます

・悪条件で、放送機のある公民館、公会堂・集会場まで行けないため、放送できない
・様子を見に行っている先から、リアルに状況を放送したい
これらの目的が達成できます
簡単に言えば、よく飛ぶワイヤレス・マイクの追加、です
行政の行う防災放送(防災行政無線を介した放送)への割り込みも可能ですが、管理者がこの機能の追加を許可するかどうかは別の問題です
町内会単位での放送システムにあっては、特に制限はないと考えます
5Wのハイパワー無無線機の使用については、登録申請が必要ですが、送信(送話)するのは携帯機だけです
携帯機1台に対して、電波の届く範囲で複数個所の同時放送もできます(無線の持つ同報機能)
運用の約束さえできれば、複数の携帯機による放送、あるいはこの場合、CHを変えて携帯機同士の通話も可能になります(放送と、通話のCHを分けた運用)
本当の緊急時には、通話内容そのものを放送(放送CHで通話)することで、リアルな状況を町内の方にお伝えすることもできます(焦った通話は、放送にあっては聞きづらい気はします!)

具体的には、既設の放送システムにルートの追加を行うことになりますので、お使いの放送システムに詳しい方のご協力が不可欠です(現状を正しく教えていただく必要があります)
また、追加する装置の設置・配線も必要になりますので、電気知識のある方のご協力が不可欠です
上記図右側のように、放送柱に金属キャビネットを取り付けた放送システムであれば、防災行政放送利用の有無にかかわらず、地元電気工事屋さんに協力いただくことが不可欠となります


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