サル接近警戒システム
独立電源タイプ
2003年8月 真庭郡落合町に設置
平成の大合併後の現在は、真庭市です
本システムは、2010.01に専用エンジンを搭載してリニューアルしました
丸7年以上を経過していましたが、塗装の痛みと回転灯の故障(誘導雷が原因と思われる)以外、動作は正常、バッテリもまだ元気でした
 24時間稼働、回転灯は1日1時間の点灯・・・と言う動作条件で、12日間連続で不日照でも継続して使用に耐える独立電源を搭載したシステムの第一号です
 設置は、ご覧の通り畑のど真ん中・・・日陰も何もない状態でのこの夏一番の暑い日(34℃)の工事、顔と腕は、一気に海水浴に出かけた状態に・・・
見た目はコンパクトです
ソーラーパネルは70W型を採用
パネル:120cm x 53cm 約9Kg
マスト全長は5.1m(地下1.1m埋設)
将来の移動を考慮してコンクリは打っていません
かわりに「盤」と言う名の重しが・・・約92Kg
冬場の積雪を考慮し40cm持ち上げています
地上からアンテナ先端まで、約5.8m
逆光ですが、パネルの下に、アラーム用の
トランペットスピーカーを取り付けています
10年保証のLIFELINEバッテリを採用
これがまた重い・・・
受信装置+制御BOX
チャージコントローラーが見えます
ちょっと雲がかかったくらいでも
発電量は、ほぼ定格に近い4.36Aを表示

▼作動範囲の確認
 設置当日、簡単な受信測定(受信可能範囲の確認)を行いましたが、当初の設計どおりの範囲で感知して作動することが確認できました(農家の方は、ここまでは期待をされてなかったみたい)
 黄色の回転灯・・・・毎回思いますが、遠くからでも良く識別できます
▼電源容量
 この地域は、近くにサルたちの寝場所があるようで、ある時期は特に頻繁に作動(警報を発報)しますが、冬という悪条件の中でも、今のところ電源の不安は出ておりません
▼積雪の多い地方では
 盤の設置位置をもっと高くする必要があるでしょう(雪に埋まらないように)
 日照時間についても、余裕を見る必要があるかもしれません(山形県でもこの仕様で設置)
 いずれにしましても、岡山で設置するよりコストアップになることは避けられないでしょう

▼現地研修
 落合では、例によって、設置に合わせ、役場の担当、地域の農家の方に集まっていただきミニ研修会を開催
 先日の広域研修会(真庭郡落合町・勝山町・美甘村、上房郡北房町、阿哲郡大佐町、新見市などから関係者が参集)への参加者が半数以上いらして、お話はとてもスムーズ
 集落毎に責任者とそのテリトリーを決めて対応、取り決めについて、役場からも文章を出すと言うことに
 広域連携も、役場を窓口に双方向で・・・と、ここでも確認が行われた
 野生猿に対し、人様の知恵が少し上回っているようです

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