棒絵の具の溶き方
  >>2009年04月04日(土)   「無い」から始める日本画講座
西洋絵画の世界に透明水彩と呼ばれるチューブに入った絵の具があります。日本画にも水を加えれば使える絵の具として同様にチューブに入った絵の具や、顔彩、もしくは鉄鉢と呼ばれ、西洋絵画の世界で固形水彩と呼ばれるような絵の具もあります。

墨の使い方と似た絵の具として”棒絵の具”があり、ここではこの絵の具を本画の制作に使う場合の溶き方、使い方を紹介します。

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背景、もしくは余白への作業
  >>2009年04月03日(金)   「無い」から始める日本画講座
地塗り1(基底材に絵の具を安定につけるための下地作り)に加えて、描こうとしている対象物自体への下塗りである地塗り2をすでに行いました。。描こうとしている対象物以外の部分は、未だ下地作りのための絵の具のままです。

基底材への”地塗り1”を薄い胡粉や、基底材自体の表面をより活かすような主張しない色、もしくは形で塗っていれば、このまま対象物のみを描き込んでいくだけで完成することが出来る絵の描き方もありますが(金箔地や板、壁などに描いた絵を想像してください。)、今回は、この段階で画面全体の色合い、絵肌を調整するような彩色を行います。(このような作業は、ある意味で時代的に新しい部類に入る作業と思われます)

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基礎のはなし
  >>2009年04月02日(木)   「無い」から始める日本画講座
「自由な世の中、絵を描くのに基礎だとか道具の使い方など難しい話はおいておいて、まずは自分の思ったとおり描けばよいのだ」

確かになんでもありの今、もっともな話のように思います。
「日本画とは何か?」なんて考える必要も実はないのかもわかりません。

きっと”好きなように”描けばよいのでしょう。
 

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地塗り2(白緑青の溶き方+対象物の地塗り)
  >>2009年04月01日(水)   「無い」から始める日本画講座
椿、山茶花、菊、柘榴、器物としての皿など、今回題材としているモチーフ自体の地塗りを行います。これはこれから描き込む対象のベースとなる重要な作業です。それぞれ自身が制作している対象に置き換えて地塗りしましょう。

岩絵の具の一番細かい粒子のものを白(ビャク)と呼びます。
白緑青はビャクロクショウと読みます。通称ビャクロクです。

基礎の勉強だからこそ、本物の質感、色に触れてもらいたくて天然絵の具を使います。ごく少量しか使いません。色、溶く時の感触など学んで行く上で基準になるものです。講座では天然絵の具の特徴など説明予定です。

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地塗り1(水干絵の具の使い方+平塗り)
  >>2009年04月01日(水)   「無い」から始める日本画講座
線描きの終わったばかりの絹本、線描きの後、裏打ち仮張りした紙本。特に裏打ちを行った和紙は水をかけられたり、撫刷毛で擦られたりして滲み止めのドーサが不安定になっている可能性があります。
また、絹も和紙もドーサを引いたあとは、表面がそのまま空気に触れていない方が良いのです。

被覆力のある絵の具を全体に塗ることで、表面を保護し、同時にこれから塗る絵の具が着きやすい下地を作ります。荒れた画面を整える働きもあり、含まれる膠分によりドーサの再活性化にも繋がるのです。画面を落ち着かせる為にも、刷毛は丁寧に使う必要があります。
 

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胡粉を溶く
  >>2009年03月31日(火)   「無い」から始める日本画講座
日本画においてとても重要な存在である胡粉という白い絵の具。昔々シルクロードを通って伝わった白い絵の具は鉛白でした。それがこの国の気候風土に添うように貝殻を使った存在に変わったのはとても意味深い出来事のように思うのです。

当初蛤の貝殻から作ったそうですが、現在の原材料は牡蠣殻だそうです。

胡粉は仕上げの白い絵の具としてももちろん重要な存在ですが、地塗りにおいても最終的な発色を助ける意味で大切な絵の具です。
 

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膠(にかわ)を煮る
  >>2009年03月30日(月)   「無い」から始める日本画講座
膠は世界各地で古くから使われて来た接着剤だそうです。エジプトの壁画や西洋の絵画も古くから膠で描かれて来たものが見られます。原料としては、動物の皮、骨、日本では魚なども使われたそうです。いわゆるタンパク質、コラーゲンと呼ばれるものです。西洋の卵テンペラなども同じですね。

現在では工業用膠もありますが、今回は古くから使われて来た三千本膠を例にして紹介します。

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裏打ち-その2(迎え打ち:参考)
  >>2009年03月30日(月)   「無い」から始める日本画講座
裏打ちは制作途中だけではなく、完成時にも行うことがあると紹介しました。精魂込め描き込んだ本紙を乱暴に扱う事はたとえ自分で描いたとしても(裏打ちの作業で壊してしまわないかと)怖いものです。これは表具のプロも同じでしょう。なるべく本紙にリスクの少ない方法をとることは当然ですね。


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裏打ち-その1(地獄打ち)
  >>2009年03月30日(月)   「無い」から始める日本画講座
本紙の保護、強度を増すために裏側から和紙を張ります。
糊には生麩糊(小麦のでんぷん質より作られた糊)を使います。何枚も重ねる場合がありますが、本紙、もしくは絹本のすぐ裏に張られる一度目の裏打ち紙を「肌裏」と呼びます。
今回のように薄い和紙に描く場合以外にも、厚い丈夫な和紙を使った大作の制作や絹本の完成時にも裏打ちは行います。また、「揉み紙」といった紙の加工時にも強度確保のために行うことがあります。

「表具」と呼ばれる作業の一つです。表装のプロ、表具屋、表装師と呼ばれる方々がいらっしゃいます。極めようとすると大変深い要素もあり、一朝一夕では出来ません。今回は、裏打ちの作業を通して知る出会いを優先して簡易的な方法を学びます。
 

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トレース・骨描き(線描き)
  >>2009年03月22日(日)   「無い」から始める日本画講座
作り上げた下図(下絵)の上に本紙(実際に描く和紙)、もしくは絹を重ねて、下にある線を透かしてながら墨を使って写し取ります。
基本的な日本画の要素とはなにかとあらためて考えた時、「線」の使用、それも毛筆を使って墨で描くこの作業はとても重要なことを教えてくれているように思います。
 

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基底材の準備 その2・ドーサ引き
  >>2009年03月15日(日)   「無い」から始める日本画講座
接着剤としての膠が歴史の古い物であることは言うまでもないでしょう。また使用する絵の具も基本的には天然に産出する鉱物や土、植物から抽出した染料や樹脂、虫からとった色素、貝殻など古くから利用されてきたそれぞれです。これらを組み合わせて何に描くか、描く対象を基底材と呼んでいます。和紙や絹はもちろんのこと、漆喰などの壁土の上や、板壁、板戸、木彫など木材の上、この他、皮などにも描くことが出来るのです。それぞれの基底材にいかに安定に絵の具をつけられるようにするか、ドーサは、絵の具をつける接着剤をより有効に機能させるために引きます。
 

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http://plus.harenet.ne.jp/~tomoki/newcon/news/2009/031501/index.html

基底材の準備 その1・絹枠を張る
  >>2009年03月14日(土)   「無い」から始める日本画講座
絹に描くことを絹本(けんぽん)と呼びます。絹本の制作は、紙本に比べてその扱いや完成後の表具などに手が掛かることもあって、一般的に描かれることが少なくなったと聞きます。描いている人も少なく、情報が少ないことも一つの原因かもわかりません。
基底材としての絹自体がもともと美しく輝きをもっており、また墨、染料などに染まりやすく、また水を使った暈かしなどの表現に向いているなど、個人的には現在でも十分魅力ある素材だと思っています。枠に絹を張って描きます。
 

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構図のはなし
  >>2009年03月14日(土)   「無い」から始める日本画講座
風景や花、人物、その心を捉えたものが何かはともかく、心に響く「何か」との出会いが確信出来ていれば、あとはそれが何であるかを一歩一歩確かめながら近づいていく作業が絵を描くことかもわからない。先人の作品をたくさん見ることも有効なこと、それは、探す方法を知ることにもなる。

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http://plus.harenet.ne.jp/~tomoki/newcon/news/2009/031401/index.html

制作の下ごしらえ・準備+下図作成
  >>2009年03月11日(水)   「無い」から始める日本画講座
一般的な制作の準備、流れの紹介と、今日的なテクノロジ、デジカメ、パソコンを使った下図作成支援の方法紹介、実際の講座の進行他、何故このようなコンセプトで講座を立ち上げようとしているのかなど。(12日、画像処理の部分追記)

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講演会・シンポジウム報告書
  >>2009年03月08日(日)   お知らせ
昨年12月〜今年の2月にかけて岡山県井原市高屋町・華鴒大塚美術館で”花鳥画を考える”という企画展が開かれました。展覧会に関連する形で、12月に同名の講演会・シンポジウムが開かれ、その場で講演をする機会をいただいたり、シンポジウムのパネリストとして参加させていただいたのですが、このたびそのおりの報告書が出来上がったと美術館からお送りいただきました。
 

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http://plus.harenet.ne.jp/~tomoki/newcon/news/2009/030803/index.html

制作の流れ
  >>2009年03月08日(日)   「無い」から始める日本画講座
講座の進行、下図作りから、裏打ち、彩色、表具までを今講座でどのように行うかを工程表によって紹介します。なお、それぞれの行程、作業は画像を加えた詳細なページを作成予定です。

>>関連記事:
http://plus.harenet.ne.jp/~tomoki/newcon/news/2009/030802/index.html

使用する画材の説明 その2
  >>2009年03月08日(日)   「無い」から始める日本画講座
今回の講座で用意いただく画材それぞれについての説明です。購入、用意する時の手がかりにしてください。

絵の具、膠、筆など

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使用する画材の説明 その1
  >>2009年03月02日(月)   「無い」から始める日本画講座
今回の講座で用意いただく画材それぞれについての説明です。購入、用意する時の手がかりとしてください。

和紙、絹、糊ほか

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講座の進め方と必要な準備
  >>2009年03月02日(月)   「無い」から始める日本画講座
今回の講座をどのように進めるか、またテーマなどを説明しています。
個人で用意する画材一覧も含まれます。

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はじめに
  >>2009年03月02日(月)   「無い」から始める日本画講座
皆さんは日本画に興味をお持ちになり、今まさに勉強をはじめようとしています。あこがれの作家や、作品を具体的にイメージしての場合もあるでしょう。また、ある方は、純粋に日本画と呼ばれる絵画がどんなものか知りたいという好奇心からかもわかりません。

>>関連記事:
http://plus.harenet.ne.jp/~tomoki/newcon/news/2009/030202/index.html