日本画実習法 第一編 総説
  >>2009年07月01日(水)   レポート
川合玉堂が「日本画實習法」を著したのは、昭和2年(1927)、それから約80年過ぎた現在、「日本画」の何が変わって、何が変わっていないのか。
ふとした縁から手に入れたこの本、破れや虫食いを補修し終えました。気になる部分を備忘録がてら感想など。その1

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http://plus.harenet.ne.jp/~tomoki/newcon/news/2009/070101/index.html

朝鮮王朝の絵画と日本・追記
  >>2009年06月11日(木)   レポート
岡山県立美術館で行われている「朝鮮王朝の絵画と日本」展を先日紹介しました。
http://plus.harenet.ne.jp/~tomoki/topcontents/news/2009/060602/index.html
このおり、私が興味をいだくきっかけとなった本について紹介しましたが、会場で購入した展覧会カタログを眺めるうち、いろいろと思い出す事もあって、以下、資料整理もかねてまとめておく事にします。
 

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新しい日本画
  >>2009年05月28日(木)   材料技法
先日(2009年4月20日記事)紹介した「綿臙脂」。使い方としていくつかの古い記述を紹介しましたが、この度、得応軒本店さんより追加情報をいただきました。昭和2年に発行された川合玉堂著の「日本画實習法」(東京 二松堂蔵版)で紹介している使い方をコピーしてくださったのです。
 

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筆の構造と基底材の関係(5月11日追記)
  >>2009年05月08日(金)   材料技法
骨書きや墨の線だけで完結する白描を描くために、はたしてどんな筆で描けば良いのか?。書き記すために生まれた道具「筆」について
 

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http://plus.harenet.ne.jp/~tomoki/newcon/news/2009/050801/index.html

ドーサの引き方
  >>2009年04月26日(日)   材料技法
先人が伝える「ドーサの引き方」や「絵の具の溶き方」。(日本画と)どのような関わり方をしたか、もしくはしているかによって違いもあるようです。伝え聞いて、なるほどと合点がいくこともあれば、「何故?」と新たな疑問がわき上がってくることがあります。新たに小耳に挟んだ「絵の具とドーサの使い方について」、備忘録もかねて。

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http://plus.harenet.ne.jp/~tomoki/newcon/news/2009/042601/index.html

綿臙脂
  >>2009年04月20日(月)   材料技法
私がはじめて購入した技法書である「日本画の技法」(※1)という書籍の用具用材紹介で、赤色の絵の具として掲載されていた「洋紅」(コチニール)。その中でも臙脂は、「メキシコに産する、紅虫(コチニール)という小虫のカルミン紅素を綿片にし、滲みこませ乾燥させたもの」で、その使用法が面倒なため、当時でさえほとんど使われなくなったとありました。

「綿臙脂」と名前は知ってはいたものの、見たことも無くいままで来たのですが、先日、東京神田の得応軒本店より「購入できる」との連絡を受け、手に入れました。この絵の具屋さんも扱うのは50年ぶりだとか、とにかく珍しいものに違いありません。

その実物の迫力にビックリです。

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http://plus.harenet.ne.jp/~tomoki/newcon/news/2009/042001/index.html

ビューティフルコード
  >>2009年04月13日(月)   思うこと
「Ruby」という言葉があります。
このサイトで主な話題としている「日本画」や「アート」に何らかの形で関係する方でなおかつRubyも知っているという方は、おそらくとても希な存在だと思われます。
今日はこの「Ruby」というスクリプト言語を作られた方の講演を紹介する記事を読んで思ったことを備忘録もかねて。

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落款・表具・まとめのはなし
  >>2009年04月08日(水)   「無い」から始める日本画講座
軸装にするのか、パネルに張り込むのか、最終的な仕上がりの様式、形を決めます。また、同時に具体的な画面の大きさが決まりますから、画面に合わせて落款、現在では署名、もしくはサインをいれます。

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http://plus.harenet.ne.jp/~tomoki/newcon/news/2009/040802/index.html

仕上げ 絵の具を焼く
  >>2009年04月08日(水)   「無い」から始める日本画講座
花心や葉、枝などの細部を描き込み仕上げます。

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http://plus.harenet.ne.jp/~tomoki/newcon/news/2009/040801/index.html

描き込みと調整 その2
  >>2009年04月04日(土)   「無い」から始める日本画講座
描く対象物に具体的な絵の具を加え完成に近づけます。一筆一筆にこれで完成といった意識をもって描き加えます。

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http://plus.harenet.ne.jp/~tomoki/newcon/news/2009/040403/index.html

描き込みと調整 その1
  >>2009年04月04日(土)   「無い」から始める日本画講座
主役となる対象物にスケッチや写真などを手がかりとして具体的な色と形を描き込みます。
筆の使い方、絵の具と水の感触を覚える意味で「片ぼかし」「掘り塗り」、「たらし込み」といった着彩の技法を積極的に使って行います。
描き込みを部分的に行えば、当然、全体のバランスが崩れます。崩れたら足りない部分を補う何らかの方法を考えて、隈を背景の一部に入れたり、余白に使った絵の具を部分的に対象物にかけて暈すなどして調整を行います。


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http://plus.harenet.ne.jp/~tomoki/newcon/news/2009/040402/index.html

棒絵の具の溶き方
  >>2009年04月04日(土)   「無い」から始める日本画講座
西洋絵画の世界に透明水彩と呼ばれるチューブに入った絵の具があります。日本画にも水を加えれば使える絵の具として同様にチューブに入った絵の具や、顔彩、もしくは鉄鉢と呼ばれ、西洋絵画の世界で固形水彩と呼ばれるような絵の具もあります。

墨の使い方と似た絵の具として”棒絵の具”があり、ここではこの絵の具を本画の制作に使う場合の溶き方、使い方を紹介します。

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背景、もしくは余白への作業
  >>2009年04月03日(金)   「無い」から始める日本画講座
地塗り1(基底材に絵の具を安定につけるための下地作り)に加えて、描こうとしている対象物自体への下塗りである地塗り2をすでに行いました。。描こうとしている対象物以外の部分は、未だ下地作りのための絵の具のままです。

基底材への”地塗り1”を薄い胡粉や、基底材自体の表面をより活かすような主張しない色、もしくは形で塗っていれば、このまま対象物のみを描き込んでいくだけで完成することが出来る絵の描き方もありますが(金箔地や板、壁などに描いた絵を想像してください。)、今回は、この段階で画面全体の色合い、絵肌を調整するような彩色を行います。(このような作業は、ある意味で時代的に新しい部類に入る作業と思われます)

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基礎のはなし
  >>2009年04月02日(木)   「無い」から始める日本画講座
「自由な世の中、絵を描くのに基礎だとか道具の使い方など難しい話はおいておいて、まずは自分の思ったとおり描けばよいのだ」

確かになんでもありの今、もっともな話のように思います。
「日本画とは何か?」なんて考える必要も実はないのかもわかりません。

きっと”好きなように”描けばよいのでしょう。
 

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地塗り2(白緑青の溶き方+対象物の地塗り)
  >>2009年04月01日(水)   「無い」から始める日本画講座
椿、山茶花、菊、柘榴、器物としての皿など、今回題材としているモチーフ自体の地塗りを行います。これはこれから描き込む対象のベースとなる重要な作業です。それぞれ自身が制作している対象に置き換えて地塗りしましょう。

岩絵の具の一番細かい粒子のものを白(ビャク)と呼びます。
白緑青はビャクロクショウと読みます。通称ビャクロクです。

基礎の勉強だからこそ、本物の質感、色に触れてもらいたくて天然絵の具を使います。ごく少量しか使いません。色、溶く時の感触など学んで行く上で基準になるものです。講座では天然絵の具の特徴など説明予定です。

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http://plus.harenet.ne.jp/~tomoki/newcon/news/2009/040102/index.html

地塗り1(水干絵の具の使い方+平塗り)
  >>2009年04月01日(水)   「無い」から始める日本画講座
線描きの終わったばかりの絹本、線描きの後、裏打ち仮張りした紙本。特に裏打ちを行った和紙は水をかけられたり、撫刷毛で擦られたりして滲み止めのドーサが不安定になっている可能性があります。
また、絹も和紙もドーサを引いたあとは、表面がそのまま空気に触れていない方が良いのです。

被覆力のある絵の具を全体に塗ることで、表面を保護し、同時にこれから塗る絵の具が着きやすい下地を作ります。荒れた画面を整える働きもあり、含まれる膠分によりドーサの再活性化にも繋がるのです。画面を落ち着かせる為にも、刷毛は丁寧に使う必要があります。
 

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胡粉を溶く
  >>2009年03月31日(火)   「無い」から始める日本画講座
日本画においてとても重要な存在である胡粉という白い絵の具。昔々シルクロードを通って伝わった白い絵の具は鉛白でした。それがこの国の気候風土に添うように貝殻を使った存在に変わったのはとても意味深い出来事のように思うのです。

当初蛤の貝殻から作ったそうですが、現在の原材料は牡蠣殻だそうです。

胡粉は仕上げの白い絵の具としてももちろん重要な存在ですが、地塗りにおいても最終的な発色を助ける意味で大切な絵の具です。
 

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http://plus.harenet.ne.jp/~tomoki/newcon/news/2009/033004/index.html

膠(にかわ)を煮る
  >>2009年03月30日(月)   「無い」から始める日本画講座
膠は世界各地で古くから使われて来た接着剤だそうです。エジプトの壁画や西洋の絵画も古くから膠で描かれて来たものが見られます。原料としては、動物の皮、骨、日本では魚なども使われたそうです。いわゆるタンパク質、コラーゲンと呼ばれるものです。西洋の卵テンペラなども同じですね。

現在では工業用膠もありますが、今回は古くから使われて来た三千本膠を例にして紹介します。

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裏打ち-その2(迎え打ち:参考)
  >>2009年03月30日(月)   「無い」から始める日本画講座
裏打ちは制作途中だけではなく、完成時にも行うことがあると紹介しました。精魂込め描き込んだ本紙を乱暴に扱う事はたとえ自分で描いたとしても(裏打ちの作業で壊してしまわないかと)怖いものです。これは表具のプロも同じでしょう。なるべく本紙にリスクの少ない方法をとることは当然ですね。


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http://plus.harenet.ne.jp/~tomoki/newcon/news/2009/033002/index.html

裏打ち-その1(地獄打ち)
  >>2009年03月30日(月)   「無い」から始める日本画講座
本紙の保護、強度を増すために裏側から和紙を張ります。
糊には生麩糊(小麦のでんぷん質より作られた糊)を使います。何枚も重ねる場合がありますが、本紙、もしくは絹本のすぐ裏に張られる一度目の裏打ち紙を「肌裏」と呼びます。
今回のように薄い和紙に描く場合以外にも、厚い丈夫な和紙を使った大作の制作や絹本の完成時にも裏打ちは行います。また、「揉み紙」といった紙の加工時にも強度確保のために行うことがあります。

「表具」と呼ばれる作業の一つです。表装のプロ、表具屋、表装師と呼ばれる方々がいらっしゃいます。極めようとすると大変深い要素もあり、一朝一夕では出来ません。今回は、裏打ちの作業を通して知る出会いを優先して簡易的な方法を学びます。
 

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