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ブッポウソウの巣箱掃除・整備作業に参加しませんか。
延べ68人の皆さまのご協力をいただき、
2016年(平成28年)10月の作業は全て終了しました。
私たち人間の"おもてなし"で、
来年もブッポウソウは、安心して吉備中央町へ帰って来てくれるでしょう。
 概 要
(1)
・今年も100つがい近くのブッポウソウが吉備中央町で営巣し、ヒナを育てました。
今年10月、来年に向けて、支部で管理している「巣箱の清掃および整備作業」を行ないます。
(2)
巣箱掃除は、平成2年来のブッポウソウ保護活動の中で最も大事な作業です。
・設置した巣箱が多いので、多くの方のご協力がなければ実施できません。
・ 昨年は、延べ63人の方にご協力をいただき、作業は3日間で終了しました

・電柱に登らなくてもできる作業も有ります。ブッポウソウの生態について思わぬ発見もあります。
(3)
作業用具は、すべて支部が準備します。軽作業が出来る服装で、どなたでも参加できます。
・作業は、経験者を中心に参加人員に応じたチーム編成をして、チーム毎に作業を行ないます。
日    時
・ 2016年10月1日(土)、10月8日(土)、10月15日(土)、10月22日(土) 全て終了しました!
・ 午前9時集合〜午後3時ごろ迄。 (途中で昼食休憩を1時間ほどとります)
・ 電柱へ登る作業があるため、雨天の場合は中止します。(支部twitter,facebook等で連絡します。)
集    合  吉備中央町、加茂川庁舎(岡山県加賀郡吉備中央町下加茂1073-1)かもがわ民族資料館前
問合せ先  山根(086-276-0246)
(4)
未経験者大歓迎 !! ご都合の良い日に、1日だけでも、ご参加をお願いします。
巣箱掃除作業の集合場所
(吉備中央町ホームページ「町内ガイドマップ」より転載)
<< 保護活動は、支部会員ほか多くの皆様のご協力によって支えられています。>>
 作業内容
@
 木登り器を使って、電柱等に掛けた巣箱の点検と内容物の取り出しを行ないます。
 (電柱に登る人、木登り器の取り付けをサポートする人、電柱下で内容物を受け取る人)
A
 巣箱の内容物の量を記録します。
 内容物により、巣箱をどんな鳥が利用したか、 ブッポウソウが何羽くらい巣立つたかなどを推定します。
B
 巣箱設置場所は、1/25,000の地図上に印されていますが、巣箱を見つけるのも一仕事です。
  (巣箱を見つける人、車を運転する人)
 どの作業も、特別な知識も技能も要りません。
 以上のような作業をするためには、1チームは3人以上で行なうのが理想です。木登り器は4台あるので4チーム、1日あたり12人以上の参加が必要です。
 「巣箱を開けて「何が出てくるか??」 興味津々、驚き!納得!楽しいですよ。
 作業日の多くは秋晴れです。里山の秋を感じながらの作業、結構ハマりますよ。
 先輩の作業メモ
 巣箱の争奪戦?
・はじめに、シジュウカラが苔を3〜5 cmの厚さに敷き詰めた巣を作り、その上にスズメが枯れ草を使ったふかふかの巣を作り、そのまた上にブッポウソウの糞が堆積しているケースが、かなりあります。
・苔の巣の中や、枯れ草の巣にまだ割れていない卵が残っていることもあります。巣箱の争奪戦は激しいようです。
 ブッポウソウの雛は 糞まみれ?
・よく聞く話では、雛の糞を親鳥が巣の外へ運び出して、巣の中を清潔にする というのですが、ブッポウソウの親はそんなことはしません。 だったら、雛は糞まみれ? かわいそー!
・ずぼらな親鳥のおかげで、我々は糞の量で巣立ち雛数を推定することができます。
 ブッポウソウは何を食べているか?
・巣箱の中に残されたもの(糞・ペリット・その他)によって、彼らが何を食べているかを知れるだろうと思って糞の堆積物を持ち帰っています。(分析をやってみたい方はご連絡ください。)
・トンボ、セミ、甲虫類などの残骸の他に、貝殻、ガラス片、プラスチック片、缶ビールのプルタブなどがあることがあります。(まさか、 ビールが好きだなんてことはないと思いますが...。 ^^;)
 巣箱掃除の様子 (2014年の記録)
木登り器を柱に取り付け。僕も登りたいなーあ。 木登り器の安全性を確かめて乗り込む。
巣箱の内部をのぞいて内容物を取り出す。 ロープを使って作業者へ道具等を送ります。/TD>
取り出すと、シジュウカラ類巣箱でした。 ブッポウソウが何羽も巣立った巣箱でした。
藁はスズメの巣、その上にブッポウソウは? 自然木を巣箱として使うこと試みは進んでいません。
 巣箱掃除の様子 (2013年の記録)
 11月2日(土)、巣箱掃除・整備作業無事終了しました!! (2013/11/05記)
・ 今年は雨天中止が2日もあり、スケジュール・人員確保が心配でした。
・ そこで、7月ブッポウソウ観察会等の支部行事の際に広報物を配布し、
(1)支部Twitterや(2)Facebook上、 (3)MLふくろうメールなどを使って広く参加を呼びかけました。
・ 参加者は、10/12日17人、10/26日16人、11/02日18人と延べ51人ものご協力を得ることが出来ました
 ので、予定した巣箱全ての掃除・整備作業を無事終了する事が出来ました。
・ これで、今年の巣箱利用状況を集計し、来年に向けた準備を進めることが出来ます。
 心配いただいた皆さま、参加いただいた皆さま、ご協力ありがとうございました。
1. 10月12日(土)記録 参加者17人
上部にブッポウソウの排泄物 (撮影 T.O) 排泄物(左)の下部にスズメの卵など (撮影 T.O)
自然木も設置するが、進展ない様子 (撮影 渡辺)
繁殖した巣箱 (撮影 渡辺) 作業風景 (撮影 渡辺)
2. 10月26日(土)記録 参加者16人
占拠していたのはムササビ君 (撮影 F.S.さん) 記録者、サポート者、登る人 (撮影 F.S.さん)
 *撮影されたF.S.さんは、高梁市出身、神奈川県在住の方で、
   呼びかけに応じて、わざわざ2日間も参加していただきました。
詳しくは →
 瑞鳥庵ブログ
開けてビックリ (撮影 T.O)
上からブッポウソウ、スズメ、シジュウカラ (撮影 T.O)
3. 11月 2日(土)記録 参加者18人
スズメバチ占拠中の危険な巣箱 (撮影 坪井信澄) 多くの女性の参加がありました(撮影 三宅通明)
これから開けます(撮影 T.O)
カタツムリ、タマムシほか色々(撮影 T.O)
 巣箱掃除の様子 (2011年、2012年の記録)
ハシゴを使った作業 (2012/10/06 渡辺撮影) 玉虫の羽もあった排泄物 (2012/10/06 渡辺撮影)
巣箱の中を説明中 (2012/10/06 渡辺撮影) 孵化しなかった卵 (2012/10/06 渡辺撮影)
木登り器を使った作業 (2012/10/13 渡辺撮影) 巣箱の中の排泄物 (2011/10/1撮影 上西庸雄)
青空の下での巣箱掃除 (2011/10/08撮影 上西庸雄) 電柱に登っての巣箱掃除 (2011/10/1撮影 上西庸雄)
カタツムリの殻がありますね (2012/10/13 渡辺撮影) 地上での記録作業 (2011/10/1撮影上西庸雄)
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