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日本野鳥の会岡山県支部

 「巣箱近くでカメラを構え長時間居座る」のは、ブッポウソウ親子への給餌妨害、繁殖妨害です。  
 
止めてください!町民生活への迷惑妨害行為
長時間駐車をして道路を占有したり、田畑・あぜ道に入らないでください。町民は迷惑してます。
 
   2012年の状況
 ブッポウソウ巣箱情報公開の内容 
 本来、繁殖・子育て期間は生物にとって一番敏感な時期なのですが、「保護活動」を広く知っていただくために、 4年ほど前から、吉備中央町のご好意により「ブッポウソウ観察ルート」を公開しました。
 観察にあたっての注意事項「観察者や写真撮影をされる皆さんへのお願い」を公開しました。
 @ 巣箱から50m離れる A 20分以上留まらない B 許可無しに水田の畦・畑地に入らない等々
   
 ところが、私たちがお願いしている注意事項を全く無視したままに、                         シーズン中の土日・休日には、カメラを構えて長時間陣取る方々が非常に多くなって来ています。
   
 野生生物ブッポウソウの巣箱から見渡せる距離で、巣箱の正面で、カメラ機材を構えていれば、
「ブッポウソウは、ヒナに給餌をしたくとも、危険を感じて巣箱にはナカナカ戻れません。」 
 
   
 ★  地元で20数年来保護してきた「ブッポウソウ」を、地元への礼儀も示さず、単に"写真を撮るだけのため"に、他人の土地へズカズカと上がり込み・進入し、繁殖中のブッポウソウを踏み荒らしたまま、無責任なままに去って行く侵入者(写真屋)が多数存在するのです。
 自然界の生き物を、「地球の仲間」と考えられない人には、私たちのブッポウソウを見せたくありません。 
   
   即ち、ブッポウソウの繁殖への影響を考えないで、一瞬の写真を撮るだけのために来る人は、
20数年来ブッポウソウの保護活動をしてきた吉備中央町町民や日本野鳥の会会員にとっては、
 その人たち全員が「迷惑者」でしかありません。
 
 














・川向こうの巣箱では、卵3個が孵りましたが、観察者が連日張り付いていたため、
  
・これまで、毎年繁殖していたこの巣箱は、
2012年シーズン、結局、放棄されてしまいました。
巣箱5番( 豊岡 地区)   
・観察会(2012/7/8)当日の70番巣箱の前です。 車6台ほどが駐車したまま、道路側に開いた巣箱へブッポウソウが給餌のために戻る瞬間を、何時間もカメラを構えて待っているのです。

・1台ずつに、繁殖に悪影響があるので動いて欲しいと口頭で依頼しましたが、5台は無視して居座ってました。

・町の方の話では、駐車の列が2重になることもしばしばだったそうです。 
巣箱70番、69番(真地 地区)   
   
(2011年7月10日10:00頃) 巣箱70番真っ正面のカメラ群
手前・左は、支部主催の観察会参加者、あまりの多さに呆気にとられて、近づけません。
   
 本来、繁殖・子育て期間は生物にとって一番敏感な時期なので、非公開とすることが大原則なのですが、「絶滅希少種の保護活動」を広く知っていただくために、 吉備中央町のご好意もあって、4年ほど前から「ブッポウソウ観察ルート」を公開しています。
 道の駅で、観察者のために、「観察者や写真撮影をされる皆さんへのお願い」を配布しています。 
 観察に当たっては、最低限次のことを守りましょう。
@ 巣箱から50m離れる A 20分以上留まらない B 許可無しに水田の畦・畑地に入らない等々

  皆さん、マナーを守っていただき、ブッポウソウの美しさ・飛翔姿を楽しんで下さい。

  岡山で巣立ったブッポウソウが、毎年、戻って来れるように、あなたも支援して下さい。
 
  
 
2013年7月 現地の状況


7月13日
午前中 
豊岡上地区: 「県道より20m位の巣箱」 :支部がSさん宅へお願いして、ビデオカメラを設置し巣箱内部が観察できるようにしてもらっています。巣箱の向きが道路側にあるためか、道路の両側に多数駐車し大型レンズを構える人たちで大混雑していました。駐車スペースがなく観察会参加者は全く立ち寄れませんでした。 

 7月13日
午前中
美原地区: 「県道より20m位の巣箱 」:すぐ横の美原集会所を地元有志が「ブッポウソウ案内所」として開放して、巣箱内のライブ映像が見られるようにしてあります。巣箱の向きは道路側にあり、集会所周辺は車で満車、大型レンズを構える人が多数。私たち観察会参加者は全く立ち寄れませんでした。 

7月13日
午前中 
下土井地区: 県道より細い道を上がってたどり着く地蔵尊「横山様」。地元有志が設置した巣箱とライブ映像が見られる設備があります。10数台の駐車場は満杯で、長時間居座るカメラマンで終日混雑したそうです。 

 7月13日
午前中
小森地区: 「国道より100m以上の巣箱」 :田圃の中に設置してあり良く観察できるが、距離が遠いため、撮影のために国道から降りて田圃の畦道上の巣箱正面近くで大型レンズを構える4〜6人のグループを目撃しました。 

7月13日
午前中
巣箱70番:
巣箱69番:
「国道より20m位の巣箱」 :
・2011年2012年の写真でも分かるように、これまで最も多くの写真屋が集まった巣箱。巣箱70番の向きを昨年秋に反対向きに変更しましたので、写真屋は全くゼロ。
・しかし、もっと高地にある69番では、巣箱正面からの写真がネット上で多数アップされており、裏道から巣箱に近づき、かなり近距離で撮影した人たちが多かったように思われます。 

7月22日
他地区: 「国道の下に設置の巣箱」 :地元町民より、「写真屋が良く撮影に来ているが、たばこや空き缶のポイ捨てが多く迷惑している。早く巣箱を撤去してもらいたい。」と吉備中央町担当課へ苦情が寄せられました。 →週末に撤去しました。
 ブッポウソウ撮影のために来られる写真愛好家の方へ
あなたは、「観察者や写真撮影をされる皆さんへのお願い」(ブッポウソウ観察マナー)
 を読まれましたか?「円城かもがわ道の駅」で自由に入手できますよ。
7月は繁殖期、子育て真っ最中のブッポウソウにとって最も敏感な時期です。
・親鳥がヒナに給餌をする際、まずブッポウソウは巣箱周辺が見渡せる場所に止まり
 巣箱が安全かどうかを確かめます。
・次に巣箱正面にある止まり木に移動してから、安全であると判断できた時のみ、
 初めて巣箱へ飛んで戻って、ヒナに餌を与えることができるのです。  
・あなたのカメラの位置は、ブッポウソウが給餌する時に邪魔になりませんか?
・あなたのカメラが移動すれば、ブッポウソウの給餌回数は増えませんか?
・あなたのカメラの位置は、町民生活に迷惑になってませんか? 
・あなたは、吉備中央町へ来られて、地元から歓迎されましたか? 
・あなたの写真は、ブッポウソウ保護に立つのでしょうか?
・あなたの写真を、「ブッポウソウ保護活動」に役立て下さい?  
 

ブッポウソウを楽しまれたあなた、来年こそは、ブッポウソウのためにご協力を?

 
     
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