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16日(土)
  出発までにロビー近くの敷地上でチャバネコウハシシヨウビンの鳴き声を追い、玄関前のバナナの木でカサザギサイチョウが出るなど心を残しながら空港へ向かう。
  ランカウイから首都クアラルンプールまで約1時間の飛行。出迎えのガイド氏と落合い、バスで15キロほど離れた第2の目的地であるPaya Indah Wetland anctuaryへ向かう。 97年までは、錫の露天掘りをしていたという3100haの広大な跡地で40余の池や森林を中心とした宿泊・教育施設を持つ自然教育の場である。野鳥206種、魚19種、植物類220種が確認されているという。開園は今年の10月予定のところを無理にお願いして訪問できた。JICA(国際協力事業団)から派遣された山中さんも加わって現地4人のレインジャーに案内されて、観察ポイントをバスで廻る。ムラサキサギセイケイルリノドハチクイなどが多く見られた。団体の訪問者としては私たちが最初だという。建物も完成間近であり開園後が楽しみ。    
池での水鳥の観察
訪問者のための宿泊施設(建築中)

Paya Indah Wetland Sanctuary (撮影:渡辺)
  高速道路を約1時間でクアラルンプールへ。有名なKLタワー、ペトロナス・ツイン・タワーの見える近代的な美しい街。王宮や連邦事務局ビル、ムルデカ・スクエアなどを回り、中心部に位置する総面積160エーカーのレイクガーデンと呼ばれる広大な公園で鳥見を楽しむ。コアオバトバンケンシマベニアオゲラズアカコガネゲラなどが確認される。回りは家族連れやカップル、ジョギンクする人、学生グループなど週末の夕方を楽しむ人達が多い。とても1日で回れる広さではない。
レイクガーデンでの探鳥    (撮影:渡辺)
  最終日の夕食は中華料理店「客家飯店」でのサヨナラパーティ。魚介類中心の中華風海鮮鍋(しゃぶしゃぶ料理)初めての美味をゆっくり味わう。いつの間にか回りは裕福そうな中国系の人達ばかりとなっていた。
クアラルンプールの王宮広場
客家飯店の全景
  真夜中に出発便が集中する空港は人であふれ、最後の買い物を楽しむ人もいる。空港到着後、搭乗口で最後の鳥合わせ。0:55発(現地)マレーシア航空82便は日本に向けて飛び立つた。