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1994年 香港BWの旅 概要
渡辺裕幸
  1994年3月10日から3月13日迄、支部会員15名で香港探烏の旅へ行ってきました。
出発直前まで現地の探鳥地状況やフィールドガイドブックがなかなか手に入らず、具体的探鳥地が未定のままのツアー企画でしたが、団長の山田さんや江田さんが集めてくれた情報のおかげで現地到着迄には何とか探烏地のスケジュールを組むことができました。
  3月10日(木)風が強く、やや肌寒い曇日。
10:15分広島空港発。
13:25分香港・啓徳空港着。
(1) 旧ダイガーバームガーデンのみで観光。
(2) WWF香港本部のショップ(ピークトラム駅側)で米埔の情報収集と買い物。
(3) ビクトリア・ピークの遊歩道(Lugard Rd)で探烏。 <シロガシラetc.>
(4) 香港仔(アバディーン)の水上レストランで夕食。
(5) ホテル到着後は深夜まで人通りの絶えない九龍半島の中心街で自由時間。
  3月11日(金)快適な気温の曇日。
(1) 尖鼻咀(Tsim Bei Tsui 米埔西の臨海地域)で探鳥。
  <ヤマショウビン、アオショウビン、シロハラクイナetc.>
(2) 米埔自然護理区(Mai Po Nature Reserve)でWWFのボランティア大学生ジャニスさん
 の案内で探烏。事前にコースが定められていて干潟の十分な観察とまではいきません
 でしたが、広大な自然を保護していくWWFの活動に感銘を覚えました。
(3) スターハウスの北京楼で北京ダックなど北京料理の夕食。
(4) DFショップなどで夜の街を各自散策。
  3月12日(土)やや蒸し暑い曇日。
(1)) 大埔カウ自然護理区(Tai Po Kau Nature Reserve)入園前から野鳥のコーラスとカラフ
 ルな鳥の出現で湧いた森林公園。よく整備された遊歩道や施設が印象的。もっと時間が
 欲しかった場所でした。
  くエンビタイョウチョウ、アオハウチワドリ>
(2) 大埔中心で地元の人に混じって飲茶で昼食。食についての香港人の熱気にただただ感心。
(3) 林村谷(Lam Tsuen Valley)、林村河に沿った畑作中心の農村地帯で探烏。
  <オニカッコウ、オ才バンケン、オウチュウ、シキチョウetc.>
(4) ホテル近くの四川楼で四川料理の夕食。
(5) 最後の夜。勝手知ったる夜の街を全員がウロウロ。中にはスターフェリー・地下鉄で香
 港島まで夜の探検をしてた人もいたようです。
  3月13日(日)
9:50分香港・啓徳空港発。
13:55分広島空港へ全員無事帰国。
 支部として初めての企画にもかかわらず、私にとっても満足度の高い海外探鳥旅行でした。その理由として考えられるのは、参加者の目的が「探鳥」で一致していたこと。人数が適当で、支部活動の中で気心の知れた仲間だけの旅だったこと。参加者全員が目分自身のための探鳥ツアーだと考えてくれて、各自が担当を分担し協力しながらツアー全体を造りあげることができたことにあると思います。参加した全員のチームワークの賜物です。何はともあれ、言い出した張本人としては今はホッとして、これから参加者より発表されるであろう鳥合わせの記録や紀行文・感想文そして多くの写真などを心待ちにしている次第であります。ツアーの詳網な報告は、次号に掲載の予定です。

(野鳥おかやま1994年5月号から転載)

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