石の雑学 法話へ
石の分析
石 種 | 吸水率(%) | 石 種 | 吸水率(%) |
天 山 | 0.10 | 中国・G1704 | 0.10 |
青 木 | 0.15 | インド・カラハリ | 0.12 |
大 島 | 0.16 | 韓国・英州 | 0.17 |
天 光 | 0.18 | ポルトガル・SPI | 0.21 |
庵治・細目 | 0.19 | 韓国・陰城 | 0.23 |
庵治・中目 | 0.20 | アメリカ・ジョージア | 0.28 |
天山は佐賀県の銘石
@ 吸水率が非常に少ない。
A サビ・変色がない。
B 木の葉のアク・潮風に強いため、山間地方・沿岸地方の墓地に最適である。
石工事と黄金比
黄金比は古代ギリシャ時代以来、美的プロポーションの典型とされてきました。石工事で見ると、壁の張石・石積・墓石など、その石の長辺と短辺の寸法比率すなわちプロポーションがその平面・壁面等の美観についてかなりの影響があることは事実であります。 この比率のたて対よこを式で表すと
A:B=A:(A+B)となります一番きれいに見える比率は1:1.168になりこれを黄金比といいます。身近にある官製はがきも縦横比は100o×148oで近似値である約1:1.5になっています。この比率は昔から墓石の製造に多く使われている使われる割合の4:6(しぶろく)と一緒で、1:1.5=4:6となります。きれいに見える割合は今も昔も変わっていません。
石の比重
金 属 | 石 | そ の 他 | ||||
名 称 | 比 重 | 名 称 | 比 重 | 硬 度 | 名 称 | 比 重 |
カリウム | 0.8 | 大理石 | 2.7 | 3.0 | (木 材) | |
ナトリウム | 0.9 | 花崗岩 | 2.65 | 6.0 | 黒 檀 | 1.3 |
カルシウム | 1.5 | 竜山石 | 2.57 | ケヤキ | 0.7 | |
マグネシウム | 1.7 | 砂 岩 | 2.56 | 栗 | 0.6 | |
アルミニューム | 2.7 | 大谷石 | 1.97 | ひのき | 0.5 | |
錫 | 5.8 | 杉 | 0.4 | |||
亜 鉛 | 7.1 | (著名宝石) | ||||
鉄 | 7.8 | ダイヤモンド | 3.52 | 10.0 | (その他) | |
ニッケル | 8.8 | ルビー・サファイア | 4.00 | 9.0 | 水 | 1.0 |
銅 | 8.9 | キャッツアイ | 3.70 | 8.5 | ガソリン・石油 | 0.8 |
銀 | 10.4 | アレキサンドライト | 3.70 | 8.5 | ガラス | 2.5 |
鉛 | 11.3 | トパーズ・スピネル | 3.50 | 8.0 | 磁器 | 2.3 |
水 銀 | 13.6 | ジルコン・トルマリン | 3.00 | 7.5 | コンクリート | 2.2 |
タングステン | 19.3 | メノウ・水晶 | 2.65 | 7.0 | ||
金 | 19.3 | ヒスイ・オパール | 2.2〜3.4 | 6.5 | 氷 | 0.91 |
白 金 | 21.4 | トルコ石 | 2.75 | 6.0 | ||
イリジューム | 22.1 | 真 珠 | 2.60 | 3.5 |
※比重13以下の物体は石でも金属でもすべて水銀の池には浮く。水銀は石の5倍の比重
※石とアルミニュームは比重はほぼ同じ。
※鉄は石の3倍の重量がある。