RoIP =Radio over IP= システム
VoIP(Voice over IP)ほど、まだ耳慣れませんが、「スマホでFM放送が聴ける」、このものと同じような仕組みです
遠くは有線(光ファイバー)、近くは無線
我々年寄りには、常識が全く逆なのですが、離れた無線機間(無線が届かない間)をイーサーネットで繋いで、遠くを結ぶことが出来る、あるいは同一周波数を使って通信エリアを拡げることが出来る可能性のある仕組みです
もちろん使用する無線に関しては、電波法の規定の範囲内での活用になります

簡単ですが、イメージをご紹介します(A4 pdfリンク)
減災系活用のイメージでしょうか 民間での活用イメージ

何が出来るか、どこまで出来るかなど、いろんな取り組みを進めつつあります
無線は、アナログ・・・何処まで飛ぶか、互いの干渉は・・・etc 色々あるのがアナログ世界です
デジタル技術分野に代表される、何処でも誰でも同じ結果が得られる、ということにはならないのがアナログ技術分野です
  
具体的な取り組みについて
無線機メーカーで唯一
 このRoIPに取り組んでいますのがICOM(アイコム株式会社)です。
 これらを組み合わせる、あるいは機能を活用するための周辺技術、周辺機器などのご提供が、いわゆるソリューションとなります
 もちろん出来るとやって良いとは別で、無線を使う限りは、電波法に認められている範囲での活用になります
 無線・電波に明るくないと、手が出せない・・・一般的にはそうかも知れません

VE-PG3

無線機網とIP機器網を接続し、RoIP通信を実現する通信ユニット

VE-PG3は、VoIPシステムと無線機/構内放送設備などを接続し、RoIP通信網を構築するインターフェースユニットです。
無線機同士をネットワークで接続できるほか、音声入出力端子や制御入出力端子を活用することで構内放送設備や表示灯との連携など、幅広い通信ソリューションを実現します。

  • IPネットワークを経由することで遠隔地との通話を可能にするブリッジモード。
  • 無線機とIP電話間の通話を実現するコンバーターモード。
  • デジタル音声をデジタル信号のまま中継し、劣化の少ない高品位な音声を出力。(IC-DU5505CN接続時)
  • 放送設備や表示灯とも連携できる、外部入出力端子を装備。
  • 無線機間での通信をシームレスに実現するミキシング機能を搭載。
      

SR-VPN1
無線機網をIP接続するRoIP通信に適したVPNルーター
  • 簡単な設定でVPNを構築できるゲートウェイ機能を搭載。
  • 無線機網との連携に適した、マルチキャストに対応。
  • 高速通信に適したギガビットイーサネットに対応。
  • 回線トラブル時にも、WAN経路を予備回線に自動的に切り替え、通信途絶を回避。
  • PPPoEクライアント/DHCPクライアント機能に対応。
  • 設定ファイルやファームウェアをかんたんに更新できるUSBポートを搭載。
      
 こちらのVoIPインターフェイスも、お役に立ちそう

VE-PG2

IP電話・簡易無線機・特定小電力無線機をシームレスに接続するVoIPインターフェース

  • VoIPシステムと無線機を接続し、シームレスな通信システムを構成。
  • デジタル簡易無線機(登録局)と特定小電力無線機が混在するフレキシブルな通信網を構築。
  • IPネットワークを経由することで遠隔地や電波の届きにくい場所との通信を実現。
  • IP電話・無線機から構内放送設備などへの音声出力、表示灯の点灯などの制御が可能。
  • WEBで各種設定が可能。運用、メンテナンスも容易。 
IP活用の基本的なところ

  
地下の設備室と1階の管理室との間で無線通信したい、携帯も通じないし・・・
   
この基本的な機能(無線のIP化)から、いろんな利用目的に対し
工夫してご提案するのがソリューションです
 1階で無線機を使用する必要がなければ(移動はなく固定運用で良いなら)、無線機は不要で、下記にご紹介のRCS−3を置くことで、地下の無線機と通話が出来ます
 通話の対象が複数のフロア・あるいは別の施設・建物(ネットワークがつながっていれば世界中!)であっても、1台のRCS−3で、4箇所のエリアと通話が可能になります(「指令卓」と言われる所以です)
      
 RCS−3 当社オリジナル
1台のVE−PG3を内蔵する、言わば「指令卓」です
複数系統あるいは複数の場所・建物を選んで送話(通信)を可能とします


目の前に無線機が無くても、無線で話せる・・・何か不思議ですよね
一般に無線は、単信・・・・送受信を切り替えますから、電話のように同時通話にはなりません

マイクとアンプ・スピーカーを接続することで、最大4系統のルートを選んで送受信することができるようになります
 常時:4系統のモニタ(受信)
 セレクトスイッチの操作により
  ・4系統から選択して、送話
  ・全てに対して送話
4系統を超える場合は、複数のRCS−3を用意することで対応が可能になります
重ねても並べても、ラックにマウントしても使用できるようなデザインのケースを採用しています

【RCS−3】
  筐体サイズ:49H x 260W x 230D
  本体重量:約2.4Kg(VE−PG3を含む)
              ACアダプタは別途(VE−PG3添付品)
内部には、VE−PG3を内蔵します
この写真では見づらいかも知れませんが、セレクタ・スイッチ1〜4の上部には、現在受信中を表すBUSY LEDが付いています
現在は、スイッチ右端の「ALL」を選択しています
接続は、リアパネル側で行います
左に見えるのが、マイクとアンプ・スピーカーの接続コネクタです
ACアダプタとネットワーク接続の様子は、右側に見えます
 

アンプ内蔵スピーカーはお好みで!
 
推奨スタンドマイク SM-50
時差を言わなければ、ネットワーク環境があれば、世界中に対して同報通信が出来ます

安価な、VE-PG3の後継としてVE-PG4が登場しました
こちらは、ここに書いてある機能を内蔵以上に高機能を持たせてありますが、とても高価になってしまいました
無線LANトランシーバ、携帯網を利用したIP無線機までも、ひとつのネットワークに組み入れて運用を可能とします
携帯網通信モジュールまで内蔵し、手軽に導入とはならない金額となってしまいました
最も身近と思われるRoIP化(ネットワーク対応化)製品
 なんと、アナログの特小無線をIP化して、離れたところを結ぶ中継器が登場
今のところIC-4400(L)にしか対応できませんが、そのうち個別対応する製品も発売されるのではないかと期待をしています
こちらが、対応する現時点で唯一のトランシーバです

アンテナ長さにより、飛距離が異なります
左写真は短いアンテナモデル IC-4400 です
ロングアンテナは、ショートアンテナの3倍くらい長くなります

IP67 防塵・防水性能を有します
タフさは、スマホとは比較になりません
こちらが、中継器/リピーターです
LAN/LTE接続対応という極めて珍しい?モデルです

LAN上で最大6台の連結が可能

電源は、付属のDC12Vアダプタ、もしくはPoE
オプションで、PoE給電アダプタ、内蔵バックアップ用リチウムイオン電池パック(非常時用)
中継器/リピーターを介することで、飛距離は単純計算で2倍になります

ここまでは、フツーのお話 ここから先が、従来ではフツーでない使い方です 
  LAN接続により、例えばビルの階層を超えた通話も可能になります
  LTE接続(au/docomo選択)により、日本全国が通話圏となります
 


週間クールサイトに選ばれました
無線LAN専門サイト
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