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昭和30年代初期に用意されたVHFコンバータです
当時、デリカ(三田無線研究所)から、50/144MHz帯2バンド送信機の用意がありました
832Aを使用したスケルトン構造のものでした
VHF帯にON-AIRする方は、まだまだ少ない時代だったと思います
50/144MHz帯を7MHzに変換します
本機ですが、Kit価格で¥4,900 とあります
1963年 大卒初任給平均が ¥16,000 の頃です |
ご覧のように周波数目盛りはありません、ユーザーが自分で描く? |
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うんちくは、創業者である茨木悟氏(J1FQ/J2IH)の記事が、CQ誌ほか多くありますので、そちらを探してお読みいただくのが良いと思います
こちらで手掛けてみた様子は、TRIO 9R-59+DELICA のページでご紹介しています
表記価格については、その時期によって異なります(確認した時期の広告から引用しています) |
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シャーシ上面です
定電圧放電管(GTベース)を含む3球構成
B電圧の整流は、シリコン・ダイオードの採用です |
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シャーシ下面
キットを組み立てたものでしょう
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中央の少しひねられた銅線
これが、144MHz帯受信のための発振コイルです
あまり高い周波数まではついてきませんでした |
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リア・パネルです
ヒューズホルダはカバー付き
ANT入出力は同軸ケーブルを意識
M-Rが採用されています
整流管からダイオードへの変更など、初期の製品ではないかもしれません |
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