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当時の発売元 大和無線電機のパンフレット
Kitの価格 ¥14,800 と、なっています
資料によると、JA1AMH高田OMは、技術顧問という肩書で在籍していらしたようです
このパンフレットでは、基板は1枚に紹介されていますが、実際は送受2枚に分かれていて、その中央に電源部が配してあります |
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商品に付属の説明書も、一緒に入手できました
貴重なことです
説明書では、シャックの作り方のイメージやアンテナについての説明も書かれています
入門者を意識した内容となっています
もちろん開設申請書の書き方も・・・ |
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上蓋(上ケース)を取り外した状態です
基板は、送受2枚に分かれていて、中央に電源部が配してあります
右が受信基板
上が高周波/検波段、下が低周波増幅部(送信兼)
左が送信基板
上が発振部、下が終段部
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下蓋(下ケース)を取り外した状態です
基板は、送受2枚に分かれていて、中央に電源部が配してあります
左が受信基板
右が送信基板
受信ダイヤルは、糸掛け方式でポリVCを駆動しています |
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リア側からシャーシ上面を写したもの
ヒューズ・ホルダは、シャーシ上に配してあります
左に見えるタイトVCは、終段同調用です |
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フロント側からシャーシ上を写したもの
照明ランプは、受信ダイヤルを対象にした一つだけ
メーターは、送信のRF出力を表示するもので、この振れを最大にするようFINALツマミを回す・・・です |
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年期の割に、保存状態は非常に良いもので、かつ資料・・・ここまでの経緯が分かるものが付属していました
本機は、大和無線電機が発売をスタートした時点で、JARL支部に寄贈したもののようです(S/Nは未記載)
その状態ですが、マイクの付属は無く、付いてきたクリスタルはアマチュアバンド外のもので、これではダミーロードでしかテストはできません
トラブル
受信に関しては、周波数以外の大きな問題はありませんでしたが、音が歪む・・・
原因は、6BM8の段間を接続するオイルコンデンサの絶縁不良
プラスの電圧が5極部第一グリッドにかかっていました(この状態で、送信時の音も酷かった)
送信するとパワーは出ます(周波数がアマチュアバンド外ですが1Wは出ています)
が、変調が浅い
電解コンデンサ2個と、プリアンプのトランジスタ1個を交換
あとはアマチュアバンド内のクリスタルの入手・・・これが思うようにいかず、3度目の正直でやっと一発発振するクリスタルに出会えました
HC-49/Uだったので、発振しないHC-6/Uのケースを分解して中に収め、ケースを再取付(半田付)しました |
さて、最後はお決まりのスペック紹介
まず受信感度
方式上クエンチング・ノイズがありますから、いくらの信号入力でS/Nいくらという表現には向きません
規格は、10μV とあります
実際に、SSGから1000Hz30%変調のAM信号を発生させ受信すると、2μVの信号を耳で聞くことが出来ます FMも同様に受信できます
送信は、1W強
方式上、受信の選択度には全く期待は持てませんが、混信さえなければそこそこのQSOが可能な性能を有しているということになります
いろんな意味で、アマチュア無線入門者向けと言える製品かと思います
そして記念すべきミズホ通信製品第一号です |