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シャーシ上面
極めてシンプルです
真空管7球が見えます
RF系には、シールドが被せられています
(この使われているシールドが良く錆びる!)
電源トランスが、フロントパネルに近いところに配されているのは珍しい・・・ |
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信号は、上から右を回って下に処理されます
上右に見えているのは、各バンド変換用クリスタル群(28MHzバンド、JJY10MHz帯は共通で、計7つ)
VFO、第一局発 発振部はシールドされています
メカニカルフィルタは、東光製
下やや左寄りに見えているのが、453.5KHzBFOクリスタルです |
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シャーシ裏の様子
真ん中の大きな酸化被膜抵抗は、VFO電圧を作るためにB電圧から電圧降下をさせるためのものです
プリント基板は、東光のメカニカルフィルタを装備するためのものです
RF回路は、各バンドごとの用意ではなく、2組のコイルで賄ってあります(ゼネカバ受信機風)
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リアパネルを含む背面からの様子です
アンテナ入力端子は、M型以外にワイヤーアンテナ用の端子板も用意されています(M-R右横)
左の端子台は、スピーカー接続用(0−8−600Ω)
真ん中のRCA-Rは、VFO出力です |
しばらく通電がなかったものだと想像されます
VFOの安定度が悪い・・・どころではなく、単一信号を受信しても「ピー」と復調されません
「ビャー」、「ピャー」、「・・・・・」 不規則に何かでFM変調されたように聞こえます
このままでは、とても実用できません(AM受信は何とかなるか、くらい)
VFOに関係する「素子」の経年変化に伴う問題と判断し、一晩通電したまま放置し翌朝チェックすると、今度はまともに「ピー」と復調できるようになっていました
以降、その状況は変わらず・・・時には通電してやる必要があります
VFO安定度については、良くありません
これは当時の頃から変わっていない実体と思われます
VFOに供給する電圧は、真空管用のB電圧から分圧して、ツェナーダイオードで安定化、18Vをかけてあります
一昔前、ここを例えば三端子レギュレータを使って別給電すれば安定するなどの記事を見たように思いますが、実際に外から安定化した電圧を供給しても、ドリフトの様子は目に見えるほど改善しません
従って、オリジナルのままで良いと判断しました
本気で安定化を望むなら、X-Lockのような手法が必要そうに思います(それか、初期ドリフトは無視して、温度補償を頑張る)
そういえば、X-Lockを販売していたイギリスの社のサイトが無くなりました |
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慎重に調整をした結果
14.1MHz |
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SSB/CWモード |
0.5μV入力のON/OFFで、S/N10db |
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AMモード |
2.0μV入力時、30%変調のON/OFFで、S/N10db |
が得られました
当時の資料では、1.5μV以下(S/N10db)としか記載がありません
本機では、メカフィルのセンター周波数も、ちゃんと意識して調整する必要があります(ありました!)
余談ですが、簡易な東光製のメカフィルの採用で、本格的な国際のメカフィルで起きる経年変化・・・機構を支えるスポンジの劣化によるトラブルには遭遇しません |