受信機ソリューション |
改めて考えれば、受信機とは電波を検知するセンサーですよね
その原点!?に立って活用を試行しています
ソリューション第一号は、盗撮電波発見装置です |
広範囲な受信をしますから、内部スプリアスもあれば、常に出ている電波もあります
新たな電波の発信をキャッチするために、これら不要な電波の受信をキャンセルできる機能を持たせました
また最近の盗撮カメラが採用しているSS電波も捕捉できるように工夫しました
必要な制御プログラムを読み込ませるインターフェイスや外部制御のための接点信号出力などを有し、広範囲な電波を相手にセンサーとして利用できるようにいろんな工夫を施したものをコンパクトにまとめました |
盗撮発見(電波検知型)専用制御ユニット
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受信機のベースは、ICOM IC−R2500です
受信感度など基本的な仕様は、IC−R2500そのものですが、各種外部制御を可能とするため、IC−R2500のファームウェアはオリジナルです
従いまして、市販のIC−R2500をそのまま流用することは出来ません
オリジナルの専用制御ユニットとセットでご使用いただくことになります
写真右(白っぽい)専用制御ユニットの特徴(現状)などは下段にてご紹介いたします
他の目的に使用を考えた場合に必要なファームウェアの改造(仕様変更)など、ご相談に応じます |
IC−R2500の表示器(本体上に見えるコントローラ)は周波数の読み取りが必要でなければ不要 |
アイコム(株)と特許共同出願の結果
盗聴・盗撮器発見装置、盗聴・盗撮器発見方法及びプログラム/特許第4860550号を取得 |
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今回試作した専用制御ユニットの特徴
アラートについて
通常のRSSIとBUSY信号によるアラート出力に加え、今回SS方式の電波に対しても検知が可能となるようにRSSI信号のみ捕捉し続ける方式の開発により最近のATMに仕掛けられたようなタイプの盗撮器の検知/アラート出力に成功したもの |
スキップメモリ及びイニシャルスキャン |
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・対象外の周波数を通常スキャンしないようにするスキップメモリを搭載
・盗撮器のない条件下で、イニシャルスキャンを行うことにより、自動的に対象外の電波を検出し、スキップメモリに記憶します。通常スキャンでは、スキップメモリに記憶した周波数をスキップし、盗撮器の出す電波を効率よく検出します
・スキップメモリのみを初期状態に戻す機能を有します |
SCAN/RSSI表示 |
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・LEDによる状態モニタ:SCAN中表示と電界強度表示(RSSI表示)を切り替えて確認が出来ます |
PC制御 |
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・基本表示・操作・パラメータ設定を、パソコン(シリアル通信ソフト)で行うことが出来ます |
スイッチ・LEDテスト機能 |
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・テストモードを搭載 |
データ初期化機能 |
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・スキップメモリをはじめ各種パラメータなどを初期状態に戻すことが出来ます |
ファーム書き換え |
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・外部接続端子を備えており、外部からのファームウェア書き込みに対応 |
受信機監視機能 |
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・受信機がスリープ状態になると、それを検知し、スリープを解除する受信機監視機能を搭載
受信機は、制御ユニットと未接続時はスリープ状態になり受信動作を休止します
(消費電力を抑え、また誤動作を避けるため)
・受信機がスリープ状態になった場合、アラートLEDが点滅することで状態を知らせます |
各種外部入出力端子を装備 |
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・受信機制御用端子(モジュラー6P)
・BUSY・RSSI出力(モジュラー8P)
・受信機からの音声入力端子(φ3.5)
・外部機器からの制御用端子(D−sub9P)
・アラート制御端子(4P端子台)
信号を受信した場合、リレー出力が得られます
アラート停止のための入力端子を有します |
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サル接近警戒システムやTAGへの応用など
ID識別が必要となったケースを想定し、この装置ではデコード機能が内蔵できるように考慮しています
ビーコン式タグ(ActiveRFID)などへの応用も考えられます
現状では、1台2台と言った単位での対応は、コスト面の理由から対応しかねます(個別案件)
当分は、自社ソリューションの中での限定活用かなと思っていますが、何かに使えそうだというある程度数のまとまったお話があればぜひご照会下さい
なるべくリーズナブルな価格で対応したいと思います |
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テレメトリ電波自動取得&記録システム |
行動域調査の自動化を応援します |
新(デジタル方式)旧(アナログ方式)いずれのテレメトリ発信器にも対応した、自動受信&記録システムを作ってしまいました
野猿接近警戒システム「猿人善快」用エンジンをベースに、電波の見落としがなるべく無いよう工夫をしました
このものがあれば、調査など必要な場所に設置しておくだけで、相手の電波を捕捉し、その状態を記録することを自動で行ってくれます
アナログ方式発信器は、事前に周波数登録が必要です
デジタル方式発信器は、周波数登録済みです
設置場所、装置名称、個体名称などマスタに登録して管理することが出来ます
受信データは、csv形式で、USBメモリで取り出すことが出来ます
AC100Vのほか、DC12Vで運用できます
ソーラーパネルなど使用した独立電源による運用のご相談にも応じさせていただきます |
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アナログ受信機の活用ということで、いろいろ手掛けてきましたが、その受信機(ハード)そのものが市場から消えています
この先は、きっとSDR方式で、スぺクラムを見て判断するような方向に進むことと思います
このページは、備忘録のひとつとなりました |
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