井上電機製作所 IC-21 144M FM固定機
IC-21
1972年
 ICOM 当時は 井上電機製作所と呼ばれていました
 144MHz帯 本格的固定機 第一号です

 ヘリカル・キャビティ採用で、混変調に強く、当時ポケベル送信所(150M帯)の近くで、まともに使えるのは、このトランシーバーと、モービル機のIC-20くらいでした
 IC-21  144M FM固定機  これも名機のひとつです
  

資料提供:JA4AS
1965〜67年 国内無線機メーカー黎明期
 井上電機製作所(現ICOM)からは、50M/AM、144M/FMポータブル・オールソリッドステート・トランシーバが登場した頃です(FDAM1/2 FDFM1/2/5 など)
 当時の50/144Mトランシーバーは、車載を中心に真空管式(特にファイナル部)が多く、ピィーというインバーターの音が聞こえる電波が多かった中(タクシーあがりの改造無線機が活躍していた)、オール・トランジスタという最新の技術を引っ提げての登場でした


今となっては懐かしい真空管です
TUBE1  サブミニチュア管                    6U8
 HFトランシバーのファイナルでおなじみ      6JS6
 そして みんな 一度は使ってみたかった  4CX1000

 その大きさを比較するだけでも、おもしろい・・・・ 
TUBE2

当時のハイパワー党が使った3極管

 受信管:6U8や、50Wファイナル 6JS6と、その大きさを比べてみてください
 右端に見えるのは、813です

 また、その形そのものも、なかなかユニークです

資料提供:JA4AS


グリッドディップメータと聞いて何か判りますか?
LDM-810
写真は リーダー LDM−810

 真空管式のグリッドディップメータです

 何か自作するには、テスターの次にぜひ欲しかった測定器です
 なにせ自作しないとモノが無かったのですから!!
 いわば、高周波の「物差し」です
資料提供:JA4AS


これぞグリッドディップメータ界の神様的存在
 デリカ(三田無線研究所)製のもの 
 三田無線研究所も、時代の流れには逆らえず?、ついに廃業しました(2011年:当面のサポートは行うと、WEBには書かれていますが、その後削除されました)


 今でも、現役をしているそうです。
 コイルも欠品無し!!

 1957年製  6C4と、6H6の構成
 目盛りが手書き・・・・1台1台手作りというのがこのメーカーの売りでした
 確かに正確でした!!
 この手作り精神は、ソリッドステート式の時代まで引き継がれました(トランジスタ式のDM-215は青電舎でも現役をしています)
 
資料提供:JA3AJW


大きいです、本体の高さは25cmあります
Tnx JA4BZ  2018.03


ディップメーターに続く、無線家必須の物差し
 BIRD製の通過型電力計 

 その名も、HAM mate・・・・
 アマチュア無線家用に作ったものと思われます
 一般には、プラグインタイプのBIRD43が有名ですね

 製造年代は不明です
 50〜150Mhz帯で、40/400Wの2レンジ
 進行波と反射波を切り替えて測定します
 
 筐体は、アルミの鋳造品で、結構重たいものです
 現役をしています
   
資料提供:JA3AJW

無線機歴史博物館に 戻る


週間クールサイトに選ばれました
無線LAN専門サイト
青電舎:担当 堀
   Mailは seiden_atmark_po.harenet.ne.jp
              (お手数ですが、_atmark_を @ に直して下さい)
      お電話では、(086)275−5000 
      FAXは、0120−545000
      〒703−8207 岡山県岡山市中区祇園433−6