7/5//2007 吉備雑感日記  
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滋賀県大津での個展

現在、滋賀県大津の数寄和というギャラリーで個展開催中(7月16日まで)です。
http://plus.harenet.ne.jp/~tomoki/image/newi/2007/061501/index.html

会場の様子を部分的ですが紹介します。画像はそれぞれクリックすると大きく表示できます。

数寄和(滋賀県)
■ 数寄和(滋賀県)
 

■ 「数寄和」さんという会社は、もともと画廊やギャラリーをされていたわけではありませんでした。本社は東京にあります。

http://www.sukiwa.net/index.html

 当初、額縁や掛け軸・屏風などで用いる緞子、布を扱われていたのですが、しだいに関わる表具や額縁の世界を通じて、文化財修復の現場や、作品を描く作家とも関わるようになったのだそうです。
 それぞれの場面での問題意識が高じて、とうとうギャラリーも自前でもってしまったという社長です。表具はもちろんのこと、こだわった和紙、絹、布の供給などでもお世話になっています。


『水の記憶』群青バージョン
■ 『水の記憶』群青バージョン
 

■ エントランスを入るとまず正面に飾られている「『水の記憶』シリーズの作品です。額縁、表具に用いた布にもこだわっています。

このシリーズの重要な要素として肌合い、質感があり、現物を実際に見ていただきたいところです。絹に天然の鉱物である群青を絵の具として用いています。


パネル仕立てになった『水の記憶』
■ パネル仕立てになった『水の記憶』
 

■ 飾る空間にも障子などがデザインされ、現代の空間における「和」にこだわった取り組みをしています。


絵巻スケッチ
■ 絵巻スケッチ
 

■ 一階は『水の記憶』シリーズの展示でしたが、二階では、やはり水をテーマとしてこだわりながらも、古典的な表現のものや、一階と繋ぐ表現の作品が並んでいます。

徳島取材のおり、現地で墨を使って描いた絵巻スケッチです。このために、骨董屋で矢立を手に入れ、和紙を巻子に仕立てて取材に持って行きました。


掛け軸とパネル仕立ての絵巻
■ 掛け軸とパネル仕立ての絵巻
 

■ こだわった和紙素材に、徳島、大津の取材で得た表現です。


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■ 『水の記憶』作品とお坊さんの書のコラボレーション。
昔ながらの表現様式「茶掛け」になっています。


ヤマアジサイの掛け軸
■ ヤマアジサイの掛け軸
 

■ 現代の生活の中にも「和」を生かし続けたいといろいろと考えた試み。掛け軸という表現様式も床の間だけではない飾り方もあるのです。

古典的なこうした絵画表現を試す中で、現在の『水の記憶』シリーズを成立させている技法を発見したのです。


※近くにある滋賀県立近代美術館では、7月29日までの会期でDIALOGUES 展が行われています。いわゆる現代美術と呼ばれるジャンルで活躍されている作家が美術館が収蔵している作品と自作の「対話」を試みる企画展です。

展覧会カタログの文章も大変興味深いものでした。

 


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