■ 岡山で美術にいくらかでも関係のある者なら知らぬモノはいないという画材屋「中国画材」が暮れに自己破産したそうです。東京、池袋にも名古屋にも店舗があり、オリジナル商品にも全国で５０パーセント以上のシェアを持つモノがあったとか、それなのに・・。

そんな話しを東京の友人としていると、やはり（東京の）表具屋さんがつい先頃倒産したと言う話しを聞きました。

はたして原因は定かではありませんが、厳しい時代ということと結びつけて考えたくなります。美術の裾野を支えている画材屋さんがこうなるということは、わたしのような絵描きもやはり人ごとではありません。

■ 投機マネーが食料、石油、金などに向かっているとか、これから日本の物価もどんどん上昇するそうです。収入が伸びていないなかでの物価上昇は応えます。

今、世界経済を引っ張っている巨大な消費地、中国も急激な成長のためのひずみをため込んできているとか・・・。

金融工学と言うのでしたっけ？お金を増やすシステムを考えることのようですが、次ぎにババを引くのははたしてどの国、誰になるのか。


雑誌で隅田川の水位が上がって、日によっては屋形船の運航に支障が出ることがあるという話しを読みました。その後ネットでその詳細を調べてみると、予想通り温暖化というキーワードとともに書かれていました。

ツバルなどの話しが大きく取り上げられますが、日本の海岸線でも水位が明らかに上昇している地点もあるそうです。

平野が水没すれば農産物に影響が出るのは必至でしょう。バイオ燃料のためにある種の農産物が高騰したり、作付けされなくなったり。伸び盛り、豊富な経済力をもった国が金にあかして世界の食料を買い占めたりしたら・・・。