5/22//2007 展覧会案内・感想  
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福田平八郎展 京都国立近代美術館

福田平八郎が「漣」(さざなみ)を描くきっかけになったのではという話しをもとに紹介した都路華香展。その銀地に群青の「漣」他が並ぶ展覧会です。(残念ながら「漣」は前期のみの展示で、現在は資料パネルのみでした)6月3日まで。

私自身が『日本画』を見なおすおり、多くを参考にした作家でもあります。牡丹に見られる宋元の絵画の吸収、宗達など、日本の古典、おおらかさを感じさせる形、線。対象に対する柔軟な姿勢、素直な感覚。好きな作家です。
 
混んでいる?<若冲展 京都・相国寺承天閣美術館>からこちらに回って見るのもまた一興。素直な気持ちになれるような気がします。
 

福田平八郎展カタログ
■ 福田平八郎展カタログ
 

■ 水を表現したいろいろな作品をあらためて今回見ることが出来ました。関連資料の展示もあって、大変興味深く感じました。

ガラスなしで見ることが出来る作品もあり、色、筆の動き、絵肌もじっくりと見ることが出来ました。

双鶴の淡い色合い。茄子に見られるトカゲの綺麗なこと。鴛鴦での水の表現、モモも興味深かったです。

若冲とはまた違った良さの発見。

 


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