展覧会案内・感想

2010年12月30日

 現代の中国絵画
現代の中国絵画 山岡コレクション ちらし表

現代の中国絵画 山岡コレクション ちらし表
笠岡市立竹喬美術館で山岡コレクション 現代の中国絵画 が行われています。 
2010年12月4日(土)〜2011年2月13日(日)
開館時間 9:30〜17:00 入館は16時30分まで
休館日毎週月曜日 ただし1月10日(月)は開館
            1月11日(火)休館


日本絵画の源には、言うまでもなく中国絵画の影響が認められると思います。もちろんそれが全てというつもりはありませんが、海を渡って直接に、もしくは朝鮮半島を経由して間接的にと影響を与えて来たのは確かな事でしょう。

日本が急速に近代化を進めた明治時代。
自分たちのアイデンティティーを担保しようとする日本画という言葉。
しかしその言葉、存在の中に、この中国からの美意識が基本として含まれていたことは事実なのです。



今回紹介されているそれぞれの作家は、いわゆる洋画も描けば、画論もものとする方々、「文人」を地で行く存在なのだとか。
この時代にあって、筆を使う事が当たり前、文字も絵も、線で描く事が特別な事ではないということが自由なその表現から伝わってきます。

マンガ、劇画的な表現、流れ、日本からの影響もあるかも分かりませんが、少なくともアジア、東洋、「筆」の文化を感じさせてくれる存在であることは確かです。



ただしかし、表現者として感じる違和感。
日本人なりのやりかた、表現の存在をあらためて思うのです。

ほど近い井原の華鴒大塚美術館では、
近代日本画名品展-寿ぎの美 が行われています。
平成23年1月30日(日)まで
入江波光が細密に描き込んだ「葡萄に栗鼠」金泥に群青でたらし込みを行い装飾的に描いた土田麦僊の「藤の花」。

自然をどのように捉えるか、筆をどのように使うか。
時間の捉え方も違うのです。