展覧会案内・感想

2012年06月12日

 美を愛でる、京を愉しむ 夏期収蔵品展
美を愛でる、京を愉しむ 展リーフレット表

美を愛でる、京を愉しむ 展リーフレット表
京都の細見美術館で「美を愛でる、京を愉しむ 夏期収蔵品展」が行われています。平成24年5月19日(土)〜7月8日(日)まで。休館 毎週月曜日 開館10時〜午後6時(入館は午後5時30分まで)

昨年夏に岡山県立美術館で開催された「琳派・若冲と雅の世界」展は京都の細見美術館収蔵品による特別展でした。続いて姫路で酒井抱一展が開かれ、久々に夏秋草図屏風を見る事が出来ました。また暮れには琳派に関係するお仕事に関わらせてもらい、尾形光琳作の紅白梅図を拝見する機会をいただいたり、そういえば、このお仕事に関わるきっかけとなった研究に出会ったのはほぼ1年前だったように思います。ふと思えばなにかと琳派について考るこの1年でした。

興味を持って見る。

なにかしらの関わりがある事で同じ「見る」でも気合い?が変わって来ます。その関わりというのが、仕事に関する事であったり、はたまた人の縁であったりと様々ではあれ、興味を高めてくれる働きとなったりするのです。

「描ける程度にしか見えていない」

絵描きとして個人的に戒めにしている言葉です。もちろん形、色はもちろんの事、線一本の引き方引かれ具合、ひいては道具の使い方にもこの国の美意識が現れているように思います。

紙、絹、例えば箔の上に絵の具を置いて描く事、水を使って描く絵だからこそ、そこに現れているのは絵描きの具体的な時間の痕跡、肉体の運動そのものとして今と描かれたその時、その人を繋ぐメディアとなりうるように思うのです。