展覧会案内・感想

2012年12月09日

 百花繚乱 国画創作協会の画家たち
百花繚乱 国画創作協会の画家たち チラシ表

百花繚乱 国画創作協会の画家たち チラシ表
笠岡市立竹喬美術館で「百花繚乱 国画創作協会の画家たち」が行われています。
2012年10月27日(土)〜2013年1月27日(日)開館時間 9:30〜17:00 入館は16時30分まで 休館日毎週月曜日(12月24日開館:12月25日休館、1月14日開館:1月15日休館 年末年始休館 12月29日〜1月3日 )

 私自身が日本画について探すことを始めた頃、一番近しい存在、手がかりとなったのは、この大正期の画家たちの作品でした。当時、西洋的なデッサンや、絵画表現については、いくらか知っているけれど、自分の国であるはずのこの日本の文化・伝統については具体的によく知らない状況だったのです。画塾等で抜きがたく日本の古典的な手法を身につけながらも新しい出会いとして西洋を吸収し、表現に用いようとした大正時代の画家達の作品は、その逆のベクトルをもった私にとって、ある意味双方からの中間地点のような存在として捉えることが出来たのです。彼らの制作の中に見ることが出来る存在でありながら、私自身の中に無いもの、足りない存在。実際に真似て描き、試すことで知り得た存在、それこそが手がかりとなったです。

 部分ではありましたが、以前、実際に描いて確かめた竹喬の「波切村」屏風を再見して、海の群青色の美しさを改めて感じました。第1室に並ぶ屏風作品の色合い、どれも素直に惹かれる美しさを持っているように思うのです。

土田麦僊、村上華岳、榊原紫峰、有名なかたがたはもちろんのこと、吹田草牧,伊藤草白、甲斐庄楠音、、、渋い作品が並びます。稲垣仲静もありました。いわば竹喬美術館の名品どころが一覧できる展覧会です。

裏箔を用いた表現(二曲屏風全面が裏箔でその上に繊細に柔らかく牡丹を描いた作品や、小品ながら薄塗りで独特の背景を作った作品など)も見ることができます。会期もまだまだあります、懐かしい何か、自分たちの国の文化に絵画で触れる導入部として、色や質感、筆の動きを見に出かけて見ませんか?。