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塩出英雄展 岡野耕三回顧展 伊勢崎満回顧展 |
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岡山県立美術館で生誕１００年「塩出英雄展」が開かれています。
平成２４年１２月２１日（金）〜平成２５年１月２７日（日）９：００〜１７：００ １月２５日（金）は１９：００まで 入館は閉館３０分前まで 休館：月曜日
東京時代、院展の会場で見た絵と再び出会うことが出来ました。懐かしく感じるとともに、また当時とは異なった印象を受けました。絵の具の使い方、色について当時感じなかったようなことに目をひかれたのです。
いろいろな作家の作品が並ぶ公募展会場ではかき消されてしまう静かな響きの存在。絵の具の使い方が異なって見える絵もありましたが、基本に忠実に、几帳面にといった絵との向き合い方は終生変わらなかった方のように感じます。
屏風の大きな画面の中、部分の表現に現代につながるデザイン的な要素を見つけられたり、意識された逆遠近法を見ることが出来たり。
初期の作品に見られるひたむきさ、色合い。
描きかけの作品に見られる作業の後、作画の進め方。描く前の時間の大切さ、重要さに心をくだかれた方であったのだと改めて感じました。
※同時開催で 残響 岡野耕三回顧展 伊勢崎満回顧展 が地下展示室で行われています。
歳が離れているため直接の面識、縁はありませんでしたが、岡野耕三さんは高校、大学の先輩です。展示された、センスよく切れ味の良い作品群、筆、ブラシの痕跡から響きだす緊張感。出身地域にこうした先輩がいらしたのだと改めて感じました。
吉備悠久での備前取材途中、伊勢崎満さんの工房を訪問させていただいたこと、気さくな人柄に触れたことを思い出します。堅実な作風。日常の器としての備前焼に真摯に取り組まれたことを改めて感じさせてもらった展示でした。
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