展覧会案内・感想

2013年08月06日

 四季を歩む竹喬
四季を歩む竹喬 チラシ表

四季を歩む竹喬 チラシ表
笠岡市立竹喬美術館で「四季を歩む竹喬」が開催されています。2013年7月20日(土)〜10月6日(日)開館時間 9:30〜17:00 入館は16時30分まで 休館日毎週月曜日(2月11日開館:2月12日休館)

 はたして何が日本画なのか?

 その問いかけの答えとして、材料そのものの違いをことさらに言うよりも、その使い方、生かす技術の中にこそ、特徴となるような具体的な何かを見出せるのではないか?と、いうのがここのところ私が考えていることです。しかし、これもひとつの考えでしか無いことは明らかです。世の中には人の数ほどの解釈、考え方があるのですから。

 さて、かつて「日本人が描けば、それはどんな材料をどのように使っていようと、それは日本画だ」とされた方がいらしたと聞いたことがあります。日本画の画材、油絵具、その材料の違いなど、暮らす国の文化風土の前にはたいした問題ではないということなのでしょう。

 ここで言う日本人とは、日本国籍を持つ人と定義してもよいのでしょうか?

 ならば、海外から日本画を学びに来た方々は、はたしてどのように日本画を学べばよいのか?・・・もともと彼らが憧れ、魅力を感じた日本画とはどんな存在だったのか?

 
 日本人の絵画と言ったときに、俳句で詠まれる世界感というのもひとつの手がかりになるのかもわかりません。

 展覧会のリーフレットとともに「四季を歩む竹喬」と題されたモノクロの印刷物をいただきました。竹喬の句作と共に俳句との関わりが紹介されています。句作において季節がとても重要であるように、竹喬の描く世界にとって、自然との関係というのがどれほど大きかったのかということを改めて気づかせてくれるようです。

 <日本人の自然との関わり方・文化>

 これも日本画を考える大きな手がかりのひとつですね。

 展示された作品は、年代を追って竹喬がどのように日本画を考えようとしたかの答え、変化の姿でもあるのでしょう。また、表面的な変化とは別に、その中に通底する自然への視線を見つけることが出来るように思います。

 新収蔵の作品の展示もありました。8月27日より一部の展示替えがあるそうです。