展覧会案内・感想

2014年04月17日

 池田遙邨と倉敷ゆかりの日本画
池田遙邨と倉敷ゆかりの日本画 チラシ表

池田遙邨と倉敷ゆかりの日本画 チラシ表
 倉敷市立美術館開館で「池田遙邨と倉敷ゆかりの日本画」が行われています。2014年4月5日(土)〜6月22日(日)開館時間 9:00〜17:15 入場は16時45分まで 休館日毎週月曜日 ただし5月5日(月)は開館、5月7日(水)、6月3日(火)〜8日(日)は休館

 会場入ってすぐの左手には、確認されたばかりの海北友松作の屏風、その展示壁面を右に曲がると長沢芦雪作の掛け軸がありました。どちらも倉敷市児島にある由加山蓮台寺の収蔵品だそうです。

 印象に残ったのは、そのフロア中央にあった岡本月村の画帳、この国の絵画らしい墨、筆による写生帳の姿です。ただ見たままではなく、描こうとする対象への理解、解釈を確認し、整理した姿として描いています。じっくりとした対象との向き合い方、私自身もじっくり描かねばと改めて思いました。続いて倉敷市立美術館の池田遙邨コレクション、大正時代の掛け軸に始まり、昭和の作品が並びます。基礎的な画材の扱いに西洋的な解釈を加えて表現ししようとした初期、そして日本的なる何かを模索するかのような作品群。
 掛け軸に試みられた深い色表現、初期の写生を基本としたそれとの違いが対面する形で飾られています。

 展示室を繋ぐ廊下には備前焼が並びます。

 続いては倉敷市立美術館の洋画名作選。こちらは、6月1日まで。
 この国の洋画の歴史、原撫松、満谷国四郎、児島虎次郎・・・・・・明治、大正、昭和、洋画と呼ばれた存在の変化を追うことが出来る展示です。

 特集展示として「岡山近代洋画のさきがけ 堀 和平」のコーナーがありました。総社、商家の生まれだとか、かなりの数、作品を残しています。誠実な勉強の様子、西洋的な「見るということ」の獲得に向かう姿が伝わってきました。

 時間をたっぷりとかけた制作への態度、大切なことと改めて感じました。