展覧会案内・感想

2015年03月02日

 尾形光琳300年忌記念特別展 光琳アート 
尾形光琳300年忌記念特別展 光琳アート リーフレット表

尾形光琳300年忌記念特別展 光琳アート リーフレット表
静岡県熱海市のMOA美術館で「尾形光琳300年忌記念特別展 光琳アート 光琳と現代美術」が開かれています。2015年3月3日(火)まで
午前9時30分〜午後4時30分[入館は午後4時まで]

 MOA美術館開館所蔵の「尾形光琳作 国宝 紅白梅図屏風」に加えて東京の根津美術館所蔵 「国宝 燕子花図屏風 尾形光琳作」が同時公開!。両作品が一同に会するのはなんと56年ぶりのことなのだとか。私もそれぞれの美術館でその折々に拝見したことが有りますが、一度に両方見えるとなると、さてどのように見ることが出来るのか?またどんな展示なのか・・・・。

 遠いところではあるし、また仕事が立て込んでいることも有り・・・・見に行きたいけれど、諦めようかと思っていた所ではあったのですが、どうにか時間をやりくりして、最終日前日、本日弾丸ツアーで行ってきました。

 目的は、紅白梅図屏風と燕子花図屏風をじっくり見てくることただそれだけ・・・贅沢な日帰り旅です。

 縁に導かれるようにここのところ毎年、会いに行っている紅白梅図屏風。何時もと展示されている場所が違ったこともあってか、色味が違って見え、また相対して燕子花図屏風が飾られており、それぞれの金箔の色の違いを感じることも出来ました。国宝2つが相まみえる華やかな空間、照明も明るく、燕子花図屏風の絵の具の乗りもよく見えたことは収穫でした。紅白梅図にも、また燕子花図にも何かしらの発見、新しい出会いを見つけ大満足。・・・とにかく大勢の方々が訪れています。聞けばこの展覧会、来場者がすでに10万人を突破したのだとか、最終の土日だった一昨日、昨日などは、今日など比べ物にならないほどの凄い人だったそうです。

 紅白、ピンクの梅が咲きほころび、同時に早咲きのあたみ桜が咲いていました。熱海の街が何時にもまして活気づいていたように感じた一日でした。

 東京の根津美術館でも燕子花図と紅白梅図の公開が行われ、「光琳デザインの秘密」と題した特別展が開かれるそうです。