展覧会案内・感想

2015年06月18日

 没後70年 橋本関雪展
没後70年 橋本関雪展チラシ表

没後70年 橋本関雪展チラシ表
 井原市にある華鴒大塚美術館で「夏コレクション 没後70年 橋本関雪 近代日本画の奇才」が開かれています。平成27年6月12日(金)〜8月16日(日)休館日 毎週月曜日 ただし7月20日(月)は開館、21日(火)休館 午前9時〜午後5時 入館は4時30分まで

 2009年に姫路市立美術館で開かれた橋本関雪展を見たおり、「あぁ!この絵は、華鴒の所蔵品なのか・・・あッ、この絵も!・・・」なんて(ちょっと、同郷を誇らしく思う気持ちで)見た絵が並びます。なんと!今展覧会は、華鴒大塚美術館所蔵の橋本関雪作品全てが並んでいるのだとか。

 六曲一双屏風「寒山拾得図」、裏箔、引かれた薄い胡粉に墨の暈しが印象的な大作や、群青が印象的な「羅浮僊図」、運筆の妙、などの軸装作品が目に飛び込みます。
 あらためて、付立て、濃彩、何でも来い!といった調子、橋本関雪の多様性、旨さを感じました。

 二階では、入江波光さんの「葡萄に栗鼠」が展示されており、懐かしく見ることが出来ました。館蔵品のみということで、特別な目新しさは無いものの、厚塗りが一般的になる前の日本画、変貌していく前の段階に思いを馳せる事のできる展覧会です。

 この展示の中、<守りたい、伝えたい日本の伝統、文化、風習【日本文化再発見講座】>第2回 6月13日(土)「紙と墨の表現を楽しもう!」ワーウショップを行ってきました。その折の様子は日本文化再発見講座 華鴒大塚美術館ワークショップ 6/18//2015  材料技にて紹介。