展覧会案内・感想

2015年06月18日

 新収蔵作品展
倉敷市立美術館 新収蔵作品展 チラシ表

倉敷市立美術館 新収蔵作品展 チラシ表
 倉敷市立美術館開館で新収蔵作品展が行われています。後期(日本画)2015年6月6日(土)〜6月21日(日)・・7月14日(火)〜8月2日(日)開館時間 9:00〜17:15 入場は16時45分まで 休館日毎週月曜日 ただし7月20日(月)は開館、7月21日(火)は休館 ※展覧会会期に挟まれる形で、作品燻蒸のための休館日があるようです。館を訪問する折は、ご注意ください。

 新収蔵作品展後期(日本画)を見に行ってきました。平成26年度新収蔵作品は全部で7点、すべて寄贈品でした。また会場を同じくして、倉敷市と縁深い、「池田遙邨・道夫・良則ー池田家三代の名作展」が行われていました。

 つい先日、ローカルテレビで岡山で活動した狩野派紹介ということで番組制作に協力させていただいた狩野永朝の作品「青緑山水図」がありました。狩野派はここ岡山でも存在感をもって活躍していたことを示す作品です。
 
 個人的には、大原呑舟の「花鳥山水人物画」が気になりました。羽が生えた鯉に仙人が乗った様子、まさに登竜門ではないけれど変貌した鯉がなんだか西洋的なドラゴンにも見えて面白く感じたのです。また同じ屏風の右端では、女性像の背景に、絵を描いている様子が描かれており、興味深く見ることが出来ました。

 池田遙邨作品には、本画に加えて下図を飾られているものが有り、初出品時と館蔵品になる間の絵の変化を追っていました。抽象的に描かれた竹にどこかの段階で蛙が加えられたのではないか?石の前に小禽が描き加えられたのはいつか?。(古典的な)日本画を制作するプロセスを幾らかでも知っていたなら、この蛙は、いかにも後から描かれたということがわかります。はたしてそこにはどんな理由があったのか?池田遙邨がこのように絵の中に何かしらワンポイントを描くようになったは、60歳を過ぎてからだそうです、より古い作品を、新画として流通させるためにこれら行ったことではなかったのか・・・そんな穿った見方もしてしまうのでした。