展覧会案内・感想

2015年11月12日

 山口華楊の滞欧素描と岩倉壽のエスキース展
山口華楊の滞欧素描と岩倉壽のエスキース展 チラシ表

山口華楊の滞欧素描と岩倉壽のエスキース展 チラシ表
 笠岡市立竹喬美術館で 山口華楊の滞欧素描と岩倉壽のエスキース展が開催されています。2015年10月31日(土)〜12月6日(日)開館時間 9:30〜17:00 入館は16時30分まで 休館日:毎週月曜日(11月23日開館・24日休館)11月15日(日)は竹喬生誕祭で入館無料!

 動物画をたくさん描かれ晨鳥社を主催したた山口華楊さん。その門人であり、師弟関係となった岩倉壽さん。その制作によって、また指導者として、また制作によって、お二方共、京都画壇を支えてきた方々です。

 山口華楊さんのヨーロッパ旅行での素描、そして岩倉壽さんの制作のエッセンスが濃く詰まったかのようなエスキースが並びます。加えて2階展示室には、小野竹喬さんの素描が。
 もちろん館に入ってすぐ右の展示室には、小野竹喬さんの浪切村屏風の展示もあり、本画も見ることが出来ます。

 制作に至るその芽生えのようなもの。

 それぞれの着目の様子、加えて岩倉壽さんのエスキースに見られる創意の姿。最終的な本画では見ることの出来ない何かを見つけ出してみようと向き合ってみるのもひとつの見方のように思いました。

 華鴒大塚美術館行われている「猪原大華展」(11月29日まで)。なんと大華が京都市立美術大学で指導をしていた頃の生徒の中に岩倉壽さんがいたのだとか・・・・・。また山口華楊さんとともに晨鳥社を率いていたのが大華さんだっただとか(もちろん岩倉壽さんは晨鳥社に所属です)。連綿と続く京都、写生の系譜。自然とどのように向き合うか、自然と自身の関係をいかに位置づけるか。深い関係のある作家たちの展覧会が笠岡と井原で行われているのです。