展覧会案内・感想

2016年09月21日

 棟方志功 平櫛田中を「先醒」と呼んだ板画家
棟方志功 平櫛田中を「先醒」と呼んだ板画家 展チラシ表

棟方志功 平櫛田中を「先醒」と呼んだ板画家 展チラシ表
 井原市立田中美術館で「棟方志功 平櫛田中を「先醒」と呼んだ板画家」が行われています。2016年9月16日(金)〜11月6日(日)月曜日休館 開館は、9:00〜17:00 入館は閉館30分前まで(祝日開館、翌日振替休館)

 朝、高速道路を使って一路西へ、笠岡市立竹喬美術館をスタートに井原の華鴒大塚美術館、そして帰りは地道、国道313号線を使ってのんびりと田中美術館、時間が許せば、高梁市成羽美術館にも立ち寄ってというのが、我が家から南西方面日帰り美術館廻りのコース。流石に一度に全部を回れることは無く、よっぽど上手く回れて3つといったところ。ワークショップの打ち合わせがあったり、美術館でいただくいろいろな情報もありがたいかぎりです。

 田中美術館、普段は彫刻が基本、年に一度か二度立ち寄るといった感じでしょうか。昨年行われた「平家物語を描く-近代によみがえった古典」以来かもわかりません。この展覧会も印象深いものでした。

 さて、棟方志功展、大作もあり、また手彩色の作品もあって楽しめました。今回印象に残ったのは、屏風のしつらえ、色の鮮やかさなど。加えて刀の動き、意思の在り方、日本画で云うところの筆意、刀意のありかたについてを思いました。
 素材と道具の関係、だからこそ生まれた形がある・・・・板、平面に否応なく還元する力。人物はもちろん、鳥や鯉、興味深く、拝見しました。


※近い華鴒大塚美術館では、四季の情景ー美しき日本ーを開催中(10月30日まで)、ふろしき原画展 WS「原画/日本画の伝統技法に挑戦! 水の記憶―時を包む」のワークショップ参加者の 成果発表展も行われています。私の「水の記憶」作品、風呂敷も展示中です。
 
見て!見て! ふろしき原画展・ワークショップ成果発表展