展覧会案内・感想

2018年02月23日

 都路華香ー装飾表現の現代化ー
都路華香ー装飾表現の現代化ー展チラシ表

都路華香ー装飾表現の現代化ー展チラシ表
 笠岡市立竹喬美術館で 都路華香ー装飾表現の現代化ー が開催されています。2018年2月16日(金)〜4月22日(日)開館時間 9:30〜17:00 入館は16時30分まで 休館日:毎週月曜日

 2007年、竹喬美術館で開かれた大規模な都路華香展の記憶。あのおりは東京国立近代美術館、京都国立近代美術館を巡回する大掛かりな展覧会でした。立派な図録もありました。

 その後、2009年に開催した「都路華香と京都の日本画」に次ぐ今回の展覧会です。

 その折々に都路華香の絵についてここに感想、思ったことを書いてきました。京都画壇、幸野楳嶺門下の四天王、竹内栖鳳、菊池芳文、谷口香嶠、都路華香。サイト内検索をかけていただければ、いろいろと出てくると思います。波をテーマにワークショップもさせていただきました。

 今回、中国からの留学生、若い方々と一緒に絵を見ました。中国から来た筆法、日本的な表現についてと、いろいろと話しながら見ることが出来ました。どのように中国からの絵画を日本が受容したか、また竹内栖鳳のところに中国から絵を学びに来て、その影響を中国に及ぼした画家もいることを教えてもらいました。

 近い井原の華鴒大塚美術館では、季節の花鳥をテーマにした作品が並んでいます。京都の日本画もあれば東京の日本画もあります、中国からの目で見たそれらは、琳派の流れを強く感じるとのこと。それは取りも直さず、日本のイメージなのだそうです。視点の違う感想の面白さ、気付きが今回ありました。