展覧会案内・感想

2018年08月17日

 日本画の求める自然 海・山・川・湖
日本画の求める自然 海・山・川・湖 展チラシ表

日本画の求める自然 海・山・川・湖 展チラシ表
 笠岡市立竹喬美術館で ー 海・山・川・湖 日本画の求める自然 ー が開催されています。2018年7月27日(金)〜9月9日(日)開館時間 9:30〜17:00 入館は16時30分まで 休館日:毎週月曜日

 タイトルの中に「日本画」と「自然」という言葉が含まれています。このサイトでは機会あるごとに「日本画」について何らかの意味付け、定義を試みようとしてきましたが、もう一方の「自然」もなかなか意味深い言葉のようです。

 この日本において「自然」という言葉がどのように周知され、また意味を持ってきたのか。もともと言葉の歴史において漢語「自然」は、「ジネン」と呼ばれていたのだそうです※@。それがここ百数十年の間※Aに現在使われているような使われ方「シゼン」となったのだとか。※三枝博音の研究※@※A(赤木里香子さんの「自然観の変遷を指標とする美術教育の史的研究」より)。

 学校の教科の中に「美術」が何故あるのか。この「美術」がどのような目的で学ぶ必要があるとされてきたのか。

 美術を学ぶことで何が変わり、何が実現されるのか。

 「アート」が社会的な意味を持った言葉として多くの場面で使われるようになってきた昨今、「ART」が日本語の「アート」になる過程でどのようにその意味を作ってきたのかも気になります。

 日本画」という言葉が生まれたという明治時代。

 日本人ならさも当然といわんばかりに「自然」の素晴らしさを説きますが、この「自然」への意味付けについても同じ明治時代が深く関わっているようです。

 絵を描くこと。何を描くのか。どのように描くのか。また何を使って描くのか。


 日本画と自然 2つの関係性がどのようにあるのかについてふと考えた展覧会でした。戸田北遥の「群蟲図」なかなか見ごたえがありますよ!!。「若冲が好きっていう方!」こんな絵もあります。