展覧会案内・感想

2018年11月25日

 近代の花鳥画5人展
近代の花鳥画5人展 チラシ裏

近代の花鳥画5人展 チラシ裏
 井原市にある華鴒大塚美術館で「近代の花鳥画5人展」が開かれています。2018年10月27日(土)〜12月2日(日)休館 月曜日 開館時間9時〜午後5時 ただし入館は4時30分まで

 会期終盤、残り1週間となっての紹介が残念です。なかなか見ることが出来ない、また個人的にもとても興味のある作品が並んでいたのです。チラシ表面を見た折、館蔵品がベースの展覧会と、つい判断してしまっていた自分を悔いた今日でした。近隣の方、大正期、昭和初期の日本画が気になっている方は、足を運ぶことをオススメする展覧会です。

 本日(11月25日)午後の竹橋美術館ワークショップ講師のために笠岡に出かけるなら、井原の華鴒大塚美術館もと、さして大きな期待(ごめんなさい・・)もなく!午前中、立ち寄りました。美術館では、小学生を対象とした洋画家の上西さんのワークショップが開催中でした。

 第一室、まず最初に目に飛び込んできたのは、徳岡神泉、なんと!東京国立近代美術館所蔵のあの!「芥子」、続くのは同美術館所蔵のあの!「蓮」です。この2つが並んでいるだけでもびっくりしました。また、絵が見やすい!!!。芥子の花びら胡粉の暈し。葉の白緑、線描。蓮の葉上に見る水滴、亀・・・・見どころいっぱいです。昔、東京国立近代美術館で見たときより細部がより見えるような気がしました。京都市美術館の「麦」も出ています。

 上村松篁の京都市立美術工芸学校卒業制作「春立つ頃」屏風、京都市立絵画専門学校卒業制作「花鳥 椿」軸装。「春園鳥語」(184.0✕245.0)額装、なんとこれはガラス無しで見ることが出来ます。朱の発色、胡粉の色!。
 
 第二室には福田平八郎・・・

 オススメの展覧会です。


次の展覧会は、
アートの今・岡山 2018「Call&Responce:呼応」
2019年1月5日(土)〜2月11日(月・祝日)
先日、天神山文化プラザで開催された展覧会の巡回展。コレクターと作家、東京と岡山。考えてみれば、この華鴒大塚美術館の成り立ちも個人のコレクションから。学芸員はこの館なりの試み、展示をと、館所蔵作品も一緒に並べてみようか?なんてアイデアを話しておりました。館の作りとはたしてどんなコラボとなりますことやら。楽しみな展示になりそうです。乞うご期待。