展覧会案内・感想

2020年09月26日

 令和を想う 現代日本画家が描く万葉のこころ 
令和を想う 現代日本画家が描く万葉のこころ 展チラシ表

令和を想う 現代日本画家が描く万葉のこころ 展チラシ表
新見美術館で < 令和を想う 現代日本画家が描く万葉のこころ 展 > が開催されています。2020年9月19日(土)〜11月23日(月・祝)開館時間9時30分〜17時入館は16時30分まで月曜日休館 但し9月21日(月・祝)11月23日(月・祝)は開館
 
 元号の「令和」は、万葉集ゆかりの文字から作られたと聞いています。新見美術館の会館30周年記念特別展V 奈良県立万葉文化館所蔵作品による展覧会です。

 10月11日(日)ワークショップ講師をさせていただきました。午前中に美術館入りし、じっくりと作品鑑賞が出来ました。
 現代日本画家、物故の先生方の作品もあれば、少し先輩、また同世代の見知った方々の作品もありました。単一の公募展に属する方々ばかりではなく、様々な出自の方々の作品群です。材料・技法上のこともありますが、具象を基本としたそれは、なにか通じる美意識、表現がありました。それこそが万葉・日本の文化につながるところなのかもしれません。

 凝った作りのカタログが有りました。作品に加えてそのモチーフとなった万葉歌が記され、口語訳、解説、画家の言葉、作品解説と見開き2ページを使って構成されています。

 それぞれの作家の思い、また構想、技法を楽しむことが出来ました。


10月11日にワークショップ講師としてお邪魔しました。詳細は画像記事(記録)を参照ください。

■ワークショップ
「神代和紙に万葉を描く」講師:森山 知己
10月11日(日)13:30から(3時間程度)終了しました。
■要予約(新見美術館に問い合わせください。電話:0867 72 7851) 

 新見の伝統和紙・神代和紙にドーサ引きを行い、具絵の具による背景(下塗り)を行った後、短冊にそれを貼りこんだものを用意しています。この上に、型紙を使ったり、また経験者は自由に線を引き、日本画の代表的な絵の具を使って色をつけるワークショップです。
 新しい素材!。岡山県産「胡粉」も用意して使って頂く予定です。瀬戸内の牡蠣殻より作られた胡粉です。