展覧会案内・感想

2021年10月22日

 瀬戸内の四季 森谷南人子の世界 没後40年
没後40年 瀬戸内の四季 森谷南人子の世界 展チラシ表

没後40年 瀬戸内の四季 森谷南人子の世界 展チラシ表
笠岡市立竹喬美術館 展覧会は2021年10月17日まで 会期は終了しています。

共に笠岡出身、小野竹喬と同じ時代を生きた画家です。私が再び岡山で暮らすようになって、竹喬美術館での展示、岡山県立美術館での作品展示を目にするようになり知りました。

最初の印象は、このチラシに使われている画像のようなイメージ。どこか西洋を感じさせる表現とともにありました。フランスの画家バルチュスの作品と似ているところがあるように思ったりもしましたが、バルチュス(1908年生まれ)は、南人子(1889年生まれ)よりずっと後の生まれです。

またメキシコとか、根拠無くですが南米のイメージも感じていました。

これまで竹喬美術館で行われてきた何回かの南人子展を見てきましたが、今回の展示では洋画材料を用いて描いていた頃、またそれに前後しての日本画作品を比較しながら絵を見る事が出来、大変興味深く感じました。

個性表現について画家がどのように考えるか?

近代になり、自身の表現における独自のスタイル獲得はある意味で最重要課題だったのかもしれません。画材の選択、また描こうとする対象との関係の作り方など、並んだ作品を手がかりに南人子の思い、試みといったものを想像したのです。

日本、それも瀬戸内を感じさせる色合いで平明な画風で描く晩年。それらと洋画との関係性を色濃く見せた時代との違いをあらためて同じ絵を描くものとして考えた展覧会でした。