展覧会案内・感想

2022年07月31日

 生誕150年 山元春挙展
生誕150年 山元春挙展 チラシ表

生誕150年 山元春挙展 チラシ表
岡山県笠岡市の笠岡市立竹喬美術館で「生誕150年 山元春挙展」が開かれています。9月4日まで。毎週月曜日休館。

京都画壇において竹内栖鳳と双璧と言われたという画家、山元春挙。私が初めて自分で購入した美術全集の中の一冊(全巻揃いでの購入ではなく、偶然手にした一冊でした)、小学館の出した原色現代日本の美術3京都画壇の中で印象に残る作家の一人でした。富士二題など、鮮やかな色彩感と共にある種の硬さが印象に残っています。また能舞台の松に取り組む際、思い出した松、雪松図の表現も有りました。

紹介した「原色現代日本の美術3京都画壇」、当時、私が日本画について考える折、大きな影響を受けたように思います。内山武夫さんの監修によるものですが、京都画壇についての解説、伝統の捉え方、そして日本の近代についてなど、今読み返しても、納得できるところの多いものです。

絵に現れた鮮やかな色彩、群青、緑青。
金に墨、そして胡粉。

■特別ギャラリートーク
「日本画の色彩表現」と題して
8月7日(日)13:30から14:30の予定でお話させていただく予定です。
★要申込 笠岡市立竹喬美術館