展覧会案内・感想

2022年12月31日

 屏風・BYOUBU展 今治市大三島美術館
屏風・BYOUBU展 今治市大三島美術館ちらし

屏風・BYOUBU展 今治市大三島美術館ちらし
屏風・BYOUBU展 今治市大三島美術館 2023年1月1日から2月26日まで。

愛媛県今治市にある大三島美術館、岡山からは山陽自動車道そして、しまなみ海道を通ってのアクセスとなります。12月21日まで「Power of Art from SETOUCHI」展の会場にもなっていました。

2021年の「はじまりの時」展に続いての今治市大三島美術館と倉敷芸術科学大学森山知己研究室のコラボ展です。

今回は「屏風・BYOUBU」展
私が倉敷芸術科学大学に専任として着任し、ちょうど今年度末で6年が経過することになりました。二年目から始めた屏風作成の取り組み、日本画研究室でそれがより本格化したのはちょうど2021年からだったでしょうか、いつの間にか日本画を学ぶ学生全員が自ら屏風を作って、それに絵を描く制作を行うようになりました。

出品した学生の屏風はすべて屏風自体も作者本人が制作したものです。今回の展覧会、美術館小展示室は、在学中の研究生と卒業生の作品です。また大展示室では、大三島美術館収蔵の屏風作品(私の20代の作品も展示されています。)に加え、私の新作六曲一双屏風が展示されています。

学部4年と3年の作品(14点)も交流館と休息室に並びます。それぞれすべて学部3年の時に制作したものです。

屏風という形状に焦点をあてた展覧会、様々な表現が並びます。ご高覧いただければ幸いです。

大学では、卒業制作展、修了制作展に出品予定の屏風が陳列を待っています。また来年度に向けて新作屏風の制作がすでに始まっています。また屏風についての論文に取り組む学生もいます。倉敷四方屏風展の記録集、そして後楽園屏風展の記録集、加えて倉敷芸術科学大学版屏風作りマニュアルも今年度末には形になります。