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ブッポウソウの巣箱掃除・整備 
2012年(平成24年)10月に実施した内容です。
 概 要
(1) 今年も多くのブッポウソウが吉備中央町で営巣し、ヒナを育てました。そして来年も多くのブッポウソウが営巣してくれるよう、巣箱の清掃活動を行ないます。
(2)
下記の日程(全て土曜日)で行ないますので、ご協力をお願いします。
(3)
作業は経験者を中心に参加人員に応じて最大4チームまで編成して行ないます。作業の際全員がマスク、腕カバー、ゴム手袋を着用することにしました。用具はすべて支部が準備します。
(4)
なお、巣箱清掃の作業は電柱へ登る作業があるため、安全第一で小雨でも中止します。
(5)
巣箱掃除はブッポウソウ保護、繁殖状況調査で最も大切な作業です。 巣箱が多いため多くの方々のご協力がないとできません。 電柱に登らなくても参加できる作業もたくさん有り、思わぬ発見も有り ます。
ご都合の良い日に気楽にご参加ください。
日    時
・ 2012年 10月6日、10月13日、10月20日、10月27日(全て土曜日)の4日間
・ 午前9時〜午後3時ごろ。 なお、27日は予備日とします。
・ 電柱へ登る作業があるため、安全第一で小雨でも中止します。
集    合  吉備中央町、加茂川庁舎(岡山県加賀郡吉備中央町下加茂1073-1)
その他  掃除に使う道具はすべて支部で用意します。
問合せ先  山根(086-276-0246)
 作業内容
@
木登り器を使って、電柱(電話線路用)に掛けた巣箱の点検と内容物の取り出しを行ないます。
(電柱に登る人、木登り器の取り付けをサポートする人、下で内容物を受け取る人)
A
巣箱の内容物の計量および計測をして、記録します。
(糞の重さを量る人、糞の層の厚さを測る人、記録する人)
内容物により、巣箱をどんな鳥が利用したか、 ブッポウソウが何羽くらい巣立つたかなどを推定できます。
B
巣箱設置場所は1/25000の地図上に印されていますが、巣箱を見つけるのも一仕事です。
(巣箱を見つける人、車を運転する人)
どの作業も、特別な知識も技能も要りません。
 以上の作業をするために、1チームは3人以上で行なうのが望ましく、木登り器は4台あるので4チーム、1日宛 12人以上の参加を期待しています。
巣箱を開けるのは、「何が出てくるか??」 興味津々、楽しいですよ。
ご都合のよい日に、秋の里山を感じながら、掃除&調査にご参加ください。
 巣箱の争奪戦
 はじめに、シジュウカラが苔を3〜5 cmの厚さに敷き詰めた巣を作り、その上にスズメが枯れ草を使ったふかふかの巣を作り、そのまた上にブッポウソウの糞が堆積しているケースが、かなりあります。
苔の巣の中や、枯れ草の巣にまだ割れていない卵が残っていることもあります。
巣箱の争奪戦は激しいようです。
 ブッポウソウの雛は 糞まみれ
 よく聞く話では、雛の糞を親鳥が巣の外へ運び出して、巣の中を清潔にする というのですが、ブッポウソウの親はそんなことはしません。 だったら、雛は糞まみれ!? かわいそー!
ずぼらな親鳥のおかげで、我々は糞の量で巣立ち雛数を推定することができます。
 ブッポウソウは何を食べているか?
 
 巣箱の中に残されたもの(糞・ペリット・その他)によって、彼らが何を食べているかを知れるだろうと思って糞の堆積物を持ち帰っています。(分析をやってみたい方はご連絡ください。)
 トンボ、セミ、甲虫類などの残骸の他に、貝殻、ガラス片、プラスチック片、缶ビールのプルタプなどがあることがあります。(まさか、 ビールが好きだなんてことはないと思いますが...。 ^^;) 
 巣箱掃除の様子 
 子供も見守る中での作業 (2012/10/06 渡辺撮影) 玉虫の羽もあった排泄物 (2012/10/06 渡辺撮影) 
ブッポウソウの巣箱調査の説明 (2012/10/06 渡辺撮影)  孵化しなかった卵 (2012/10/06 渡辺撮影) 
木登り器を使った作業 (2012/10/13 渡辺撮影)  大型の甲虫もいました (2012/10/13 渡辺撮影)  
青空の下での巣箱掃除 (2011/10/08撮影上西庸雄)  電柱に登っての巣箱掃除 (2011/10/1撮影上西庸雄)
 巣箱の中の排泄物 (2011/10/1撮影上西庸雄)  地上での記録作業 (2011/10/1撮影上西庸雄)
     
 作業風景 1(撮影 渡辺)  作業風景 2(撮影 渡辺)  作業風景 3(撮影 渡辺)
 スズメの巣の上にブッポウソウの糞(左側が上になります)
           (撮影:小林健三)
 ブッポウソウの糞の堆積物約650gで雛数5羽を推定甲虫やカタツムリの形跡が多く確認された
           (撮影:小林健三)
 巣箱にアオゲラが開けたと思われる穴         (撮影:小林健三)
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