| 調査報告 | 2.これまでの調査の報告 |
| ヤマセミ調査 | |
| 岡山県からの委託調査です。岡山県指定鳥獣保護対策計画にもとづき、1982年〜1984年(昭和57〜59年)の3年にわたり県下全域でヤマセミの生息状況調査を行いました。 | |
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1982年〜1984年(昭和57〜59年)の3年間 |
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1986年(昭和61年)3月発行 |
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当時、県下全域で200〜250羽の生息が推定されました。 県南部の平野部を除けば、県北・中部に広く生息していました。 ヤマセミにとって好適な環境は、清流に瀬があり、山に接して木々が川面に張り出した所です。しかし県下各地で護岸工事が行われており、河川沿いの竹やぶや立木の多くが消失しつつありました。ヤマセミの生息環境の保全は、工事の設計・工法上のこととして解決できると考えました。 人間にとっても憩いの場となる環境をぜひ残しておきたいと思いました。 |
| サギ類生息状況調査 | |
| 岡山県からの委託調査です。1985年〜1986年(昭和60〜61年)の2年間、県下全域を対象にサギ類のコロニーおよび繁殖活動期間を調査しました。 | |
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1985年〜1986年(昭和60〜61年)の2年間 |
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1988年(昭和63年)3月発行 |
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サギ類は日本の高度成長時代であった昭和40年代、水質汚染や生息環境の改変などのため急激に減少しましたが、その後の環境の回復に伴って生息数が増加しています。コサギとゴイサギが全体の77%を占め、アオサギは17%と数の上では第3番目。アマサギ、ダイサギ、チュウサギの順で少なくなり、特にチュウサギは極端に少ないことがわかりました。 コロニー(集団営巣地)の環境は、県南部と中東部の水田地帯に集中していました。営巣樹は、マツ、タケ、雑木などの手入れのされていない灌木の多い場所でした。 大きなコロニーでは、騒音、悪臭などの問題もありますが、人間がコロニーの近くに居住するようになった例もありました。何とか共存していけないものでしょうか。 |
| ブッポウソウ生育状況調査 | |
| 岡山県からの委託調査です。1988年〜1990年(昭和63〜平成2年)の3年にわたって県下全域でブッポウソウの個体数と巣穴の確認調査を実施しました。 | |
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1988年〜1990年(昭和63〜平成2年)の3年間 |
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1992年(平成4年)3月発行 |
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岡山県の中北部に毎年夏鳥として渡来します。日本版レッドデータブックには希少種としてあげられています。 当時も、県下の中西部に多く、東部に少なく、南部での確認はありませんでした。確認個体数85、巣穴数308個、繁殖の可能性の高い巣穴は68個という結果を得ました。 少なくともどちらか一方に山が迫った林縁部で、林に接して谷間が広がり、その谷間で水田耕作が営まれている場所に多く見られました。繁殖の可能性が高いと思われた場所のほとんどは木製電柱に開けられた穴でした。その他少数はモミの大木のウロや火の見やぐらの鉄パイプの横穴などが利用されていました。 1990年に川上村の鳥に指定されて巣箱の架設などによる保護が行われ、一定の成果をあげています。また同年より加茂川町で、試験的に巣箱による繁殖支援を行い営巣に成功しました。これが、その後の同町における大々的なブッポウソウ保護活動へと発展しました。 |
| 牛窓町鳥類調査 | |
| 牛窓町から委託されて、1989年(平成1年)4月〜1990年(平成2年)3月の1年間、町内7カ所の野鳥生息状態を調査し、小冊子にまとめました。 | |
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1989年(平成1年)4月〜1990年(平成2年)3月の1年間 |
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「牛窓の野鳥観察手帳」 1990年(平成2年)9月発行 |
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牛窓でリゾート開発が進み始めた当時、地元では乱開発されないよう、住民が地域の自然を見直すきっかけになるなものがないか、というのが調査の発端でした。 調査地点は、寒風陶芸会館周辺、春日神社周辺、オリーブ園、牛窓神社と亀山公園、千手山大門と弘法寺周辺、西脇から蓮崎周辺、錦海塩田跡地の7カ所。確認種は108種でした。 調査への町民の参加呼びかけやスライド映写会を行ったり、調査の結果をもとに「牛窓の野鳥観察手帳」というカラーのガイドブックを作って町内の小中学生に配布するなど、支部にとっても地域の自然を見つめ直すよい機会でした。 |
| ケリ生息状況調査 | |
| 岡山県からの委託調査です。1992年〜1994年(平成4〜6年)の3年間にわたり県内でのケリの分布、生息状況、繁殖状況、生息環境などの実態と保護対策について調査を行いました。 | |
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1992年〜1994年(平成4〜6年)の3年間 |
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1996年(平成8年)3月発行 |
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分布は県南部の一部地域のみでした。生息環境は水田、ハス田、またはその休耕田でした。1平方キロ程度の広がりがあり、見通しの良い平坦地や水田地帯で、春早い時期に耕耘機による耕耘が行われる田がある地区に多く見られました。 早春より繁殖活動に入るが、2〜3月の個体数は少なく、9〜10月のシギ・チドリの渡りの時期に大きく増加しており、県外の他地区へ渡りをしていると考えられました。 農作業との関わりの大きい生活をしている鳥ですが、えさなどの点では特に農業に被害を与えたりはしないので、現在のところ特別の保護対策を講じる必要はなさそうです。 |