岡山市を流れる旭川の放水路として造られた全長13Kmの百間川は、四季折々、 上流・中流・下流のどこへ入っても楽しめる探鳥地です。岡山県支部の探鳥会は、
上流部の竹田、中流部のサイ川原橋や沢田橋付近でよく開催されます。
通年、コサギ、アオサギ、ゴイサギなどのサギ類やカルガモ、イソシギ、カワセミなどには すぐに会うことができます。
春先や初夏になれば、ヒバリ、セッカ、オオヨシキリ、オオジュリン、ササゴイなど、ときにはクイナ、 タシギ、ヒクイナにも会えるかも知れません。
秋から冬は、マガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモなど のカモ類やツリスガラに意外と近くで会うことができます。
ときにはちょっと頭上を見上げてください。 オオタカ、ハイタカ、ミサゴ、ハヤブサなどの猛禽類が小鳥を狙って飛んで来ることもあります。
かっての百間川は500種類の植物と120種類の野鳥が確認された自然豊かな場所でした。 ところが20数年前からの改修工事や河川敷開発のために乾燥化が進み、かってオニバスの自生地 としても有名だった百間川周辺の自然環境が大きく変わってしまっています。
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