岡山県西北部に位置する「道の駅メルヘンの里新庄」から、更に北西部の田浪地区へ向かうと季節が1ヶ月ほど戻った毛無山登山口である田浪園地に行けます。毛無山は標高1,218Mで、県下最大のブナ林を主体とした広葉樹と天然杉が混交する独特の自然景観が見られる絶景地です。
元々は森林会社の所有だったものを、岡山県が買い上げ、平成14年この地一帯が大山隠岐国立公園に編入され、ここ毛無山南斜面は特別保護区に指定されています。また、田浪には森の案内人と同行しないと入れない森林セラピーの森も整備されています。
岡山県支部では創立の頃から、この田浪キャンプ場を活用した夏鳥探鳥会を何度も開催してきました。カラ類の他、ミソサザイ、オオルリ、クロツグミ、アカゲラ、アオゲラ、ツヅドリ、アカショウビンなどに出会う機会があるかもしれません。
毛無山自体が結構登山愛好家にとって人気があり、カタクリの季節やシーズン中は関西方面からのバスツアーの団体が訪れることも多いようです。探鳥中心の方は、キャンプをして早朝探鳥をお勧めします。夜間テントの上をトラツグミやヨタカが飛び交い、早朝アカショウビンに出会うチャンスもあるかもしれません。
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