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10/23//2014  材料技法

「たらし込み」ワークショップ・岡山県立美術館 中村芳中展付帯イベント他

■ 10月11日(土)岡山県立美術館で開催中の中村芳中展(11月3日まで)に付帯したイベント、「琳派独特の技法(たらし込み)に挑戦」が行われました。また、12日(日)は、<黒い水流の謎 光琳「紅白梅図屏風」の描法を再現する>と題して、吉備国際大学の馬場先生、棚橋先生とご一緒しての解説会が開かれました。
 
 
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 今回も大勢の方々に参加いただきました。感謝!

 子どもから大人まで、年齢層、幅広い方々が集まってくださいました。今回、お世話くださった福富幸学芸員のたっての希望もあり、「紅白のおみやげになるような作品を作る!」というお題に添ったテーマ設定、作業となりました。

 岡山県立美術館教育普及シリーズ企画、<この国の価値観を再発見するワークショップ>でお世話になっている岡本裕子学芸員ももちろんサポートしてくださっています。
 シリーズ企画では、作品作りというよりも、その作業、技法の本質確認といった意味合いが強い試みとなっていますが、今回は「作品として完成」という意識を強めたワークショップです。

 
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 大人も子どもも作業が進めばみんな夢中!。椅子なんかにはじっと座っていられないとばかり、前のめり!の作業風景。

 同じことをすれば違いだけが見えてくる

 はたして「違い」を感じることが出来たかどうか。

 
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 なかなか素敵な作品が出来ました。

 本物の絵の具を使うこと。昔の人、実際の時を超えて芳中と同じ時間を体験することになっているのです。

 
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 美術館での開催ならでは。作品鑑賞も同時にセットで行うことによって、より理解が深まります。

 ただ見て真似るだけではなく、実際に材料手法を試した後、会場でもう一度見る中村芳中作品は、きっともっと饒舌にいろんなことを教えてくれたに違いありません。
 

 
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 画像は、10月18日(土)に行った中村芳中展見学会の様子のうちのワンカット。私が教えている倉敷市立短期大学の生徒さんたちと岡山県立美術館を訪れました。

 中村麻里子学芸員さんに中村芳中展の見どころを聞いています。

 
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美術館に実際に来てみること、情報技術が発達した現在ではあっても、その場でしか得られない体験というのはあるのです。

 

12日の <黒い水流の謎 光琳「紅白梅図屏風」の描法を再現する>解説会は、説明を聞いている上記のような形で、講義室で行われました。

 

13日はまさしく台風どまんなかの日!ではありましたが、予定通り細見美術館の福井学芸員の講演会「かわいい琳派 中村芳中」が無事開催されました。「倣光琳筆意」の言葉が実際に書かれた資料紹介などもあり、大変興味深い時間となりました。

 
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地下展示室での私の描いた再現紅白梅図屏風(倣光琳屏風)及び関連資料の展示。
11月3日までです。

 
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画像は倉敷市立短期大学生徒が鑑賞している様子です。

11月3日、中村芳中展の終了まで岡山県立美術館地下展示室で展示された後は、一式、大阪大学総合学術博物館へ運ばれ展示予定です。